組織内で車輪の再発明が起きるのはなぜか|idearium cast #42
多くの組織の抱える問題として「車輪の再発明」があります。車輪の再発明とは既に存在している技術や方法論を、そうとは知らずに再発明してしまうことを比喩した表現です。同じように組織内で過去解決した問題が、知識共有されないことで再発する事があります。こうしたことを背景として、なぜ再発明は起きがちなのかと「再発明」をどのように捉えるべきかについて考えました。

多くの組織の抱える問題として「車輪の再発明」があります。車輪の再発明とは既に存在している技術や方法論を、そうとは知らずに再発明してしまうことを比喩した表現です。同じように組織内で過去解決した問題が、知識共有されないことで再発する事があります。こうしたことを背景として、なぜ再発明は起きがちなのかと「再発明」をどのように捉えるべきかについて考えました。
先日コトリーの櫻本さんと安斎が対談させていただきました。その中で櫻本さんに本のどこが刺さったかを尋ねると「目標設定は松・竹・梅で整理して、最低ラインの“梅”を死守しなさい」というくだり、と教えてくださいました。櫻本さんは「私は何を失いたくないのか?」という問いを大事にしており、最低限守られるものがないと、心理安全がなくなるからとの事でした。そうしたことを背景にしながら目標設定には「セーフベース(安全基地)」の考え方も必要ではないか?という見立てで対話を行いました。
組織運営においてはファクトを軸として定量的な検討が行われ推進されます。しかし定量データ分析は、過去の枠組み範囲での予測になりがちです。対して人間にとっての定性的な「意味」を起点としてそれを実現する方法論を探索する道も存在します。こうした中で果たして意味とファクト、どちらが重要なのかを問いをたて対話をしてみました。
安斎の尊敬する学習論の偉人にジョン・デューイがいるのですが、デューイを例に出しながら「古典」を改めて読み直すと、その度に今まで気がつかなった新たな発見があるという話をしました。デューイの解説については安斎の こちらの記事 をご覧ください。
学び始めのタイミングで「周りが知らない知識を得た」と言う優越感を得て、さらに学習を進めると「案外周りは当たり前に知っている知識だった」ことを理解して自信を失うダニング・クルーガー効果というものがあります。どうすれば「優越感ドリブン」の学習にならず、さらにはダニング・クルーガー効果に負けずに学習を進めることができるのかについて対話を行いました。
いま当たり前に感じているものに対して、改めてその意味を問い直す手法として「○○のない未来を考える」という問いの方法論が存在します。今回はその方法論の解説とともに、実際に社内ワークショップとして「ワークショップのない未来を考える」取り組みを行うことで改めてワークショップの価値とは何かを考えてみた事をお話ししています。
「周囲からの評価」と「自分の実力」にギャップが出てしまった際に、その差分をメタ認知しないままでいると裸の王様になってしまい、周囲からのフィードバックにも耳を傾けられず、成長する機会を失ってしまいます。安斎とミナベも経営者という上司がいない立場の中、いつの間にか気づかないうちに裸の王様になる危険性もあります。そうしたことを背景に、どのように「評価と実力のギャップ」をメタ認知しながら、正しく取り扱うことができるのかについて考えてみました。
企業広報でも個人のセルフブランディングでも「情報発信」が重要と言われます。そうしたことを背景にtwitterなど凡ゆるSNSでフォロワーとリーチ数を増やす方法論も増加していますが、「果たしてそれは本当か?」と問いをたて「真に強い情報発信の形は何か」について掘り下げて対話を進めてみました。
定説の一つとして「能力を上げるにはハードワークや、時間の積み重ねが重要」というものがあります。多くのマネージャーが育成に苦戦する中で、マネジメント談義になると必ず産まれる恒久的な意見でもあります。こうしたことを背景に、果たして「ハードワークと成長の相関関係は本当にあるのか」という問いを、掘り下げて話していきました。
先日インテージと業務提携を行い、リサーチデータを活用したワークショップを行うイノベーション支援サービス「Re-Frame」をリリースしました。データは創造的業務と分断され検証手段のみに用いられがちです。本サービスはそうした「冷たいデータ」の使い方でなく、新たな課題や価値観を発見する「温かいデータ」の使い方を基盤にしています。今回はそうした背景を基に対話を進めました。 サービスプレスリリース に関しては こちら からご覧ください。
今回はミナベが安斎の普段のファシリテーションにウイットさ(知的ユーモアさ)がある事に着目し、何がウイットさの有無を決めるのかを掘り下げてみました。ウイットが有る人は「他者を受容する力」があり、相手の価値観を認めつつ、少し目線を変えるファシリテーションができるのではないか?という仮説のもと対話を進めています。
器用貧乏な人(ジェネラリスト)は専門性がある人(スペシャリスト)に対するコンプレックスを持ちがちですが、実は器用貧乏を突き抜けることが、個人のキャリアにおいても、組織のイノベーションにおいても武器になることを主題に話しました。実務における感覚と、ソースとなる研究論文などを紹介しつつ、器用貧乏が何故重要なのかについて対話を進めています。
今回の主題はエンゲージメントについてです。ミナベがある企業様との雑談で「エンゲージメントという数値は、時に免罪符的に威光を放つものになりがちでは」と話したことを思い返し、安斎とこの問いを掘り下げてみました。エンゲージメントの奥底にある、本当は組織で大切にすべきものは何かについて思考を巡らせ対話を深めています。
問題解決を推進するファシリテーターやコンサルタントは、自分で手を動かさない無責任な立場として、批判されがちです。しかしながら、ファシリテーションという手段そのものは、問題から逃避するための手段ではなかったはずです。このような批判の背後にあるファシリテーションの本質について、議論してみました。
おかげさまで「問いのデザイン」が大変好評で、書店でも販売数上位となっています。そうしたなか安斎が次の書籍構想をしたためており、既に出版会議を通り著作を開始しているものもあります。今回は言える範囲で今後著作の構想について、話をしました。
以前のidearium castで「デザイン組織トップは、マネジメントスキルだけでなく、プレイヤースキルも高い人が多い」と言う話をしました。今回はその話をさらに膨らませつつ、逆説的に「マネジメント経験がプレイヤースキルに寄与する」のではないか?と問いを立てて話を進めています。
既に存在する取り組みを深堀り改善する「深化活動」と、新領域の開拓を目指す「探索活動」では性質が大きく異なります。目標設定においては2つの性質の違いを理解し、落とし込むことが求められます。こうした両利きの経営における「深化と探索」をテーマに個人目標設定する際の注意点や意義について解説しました。
フッサールの思想に「エポケー(判断の留保)」というものがあります。これは答えがわかっていても、意思決定を立ち止まり対話を行うことで新たな可能性を模索しようという考えです。今回は「意思決定精度」を組織全体で高める方法論と、エポケーの繋がりについて解説を行いました。
管理されると意欲が下がるという目線もあるなか、意欲のマネジメントは必要ないのでは?という問いもあります。今回は事例をだしつつ、どうすれば健全にモチベーションが湧き上がる組織をつくれるのかを考えてみました。またいつも長く話しすぎるideariumですが今回から実験的にコンパクトに話してみました。
idearium cast21回目に引き続き、ドングリのHead of Creative五味をゲストにしながら「多様な価値観や技術を持った、クリエイティブ人材」達を活かすために五味が心掛けていることや、実際に力を入れている活動について話しました。「 デザイン組織責任者が創業メンバーとして取り組んだ10年間 」と合わせて是非お聞きください。
デザインが事業貢献できることを経営層へ説明するメモ の解説回です。経営とデザインが重要とうたわれつつ、具体的に「何に取り組み」「どんな成果が生まれるのか」の輪郭がぼやけていることで、経営とデザイン組織の連携がうまく出来ないケースが往々に見られます。そうした事象や方法論について解説を行っています。まださらに「ROIで図ることが難しい、新たな挑戦と研究活動」の重要性についても語っています。
今回はドングリ創業メンバーでもあり、Head of Creativeの五味をゲストに「デザイン組織の10年間」について話をしました。創業立ち上げ期の話から、組織が事業接合しながらも創造性を発揮できるようになるまでの葛藤や挑戦、そして今に至るまでを内省しながら対話を進めています。チームの前にまず育成基盤の構築、問題解決を行う体制の構築、そして自分起点で問いを立てる組織になるまで、デザイン組織が上手くいくためには何が必要かを探りました。
前回に続いて意味のイノベーション研究者で、ミミ&グリのマネージャー小田をゲストに、意味のイノベーション研究動向と実践を通じての知見をシェアをしています。ロベルト・ベルカンティ氏の話にはじまり、デザイン思考、社会構成主義、組織開発、事業開発、デザイン経営など様々なキーワードを紹介しながら「意味イノベーションの輪郭」を明らかにしています。
今回は意味のイノベーション(Innovation of Meaning ※以下IoM)の研究者であり、ミミ&グリのマネージャーでもある小田をゲストにIoMについて解説をいたしました。IoMはまだ国内でも情報が少なく理解を深めるのが難しいので、今回は「おにぎり」を例にあげて誰でも理解できる「IoM講座」を目指して話してみました。 小田については下記をご覧ください。 https://note.com/mimicry/n/n874b8aac04fc
最近刊行された書籍『 人と組織のマネジメントバイアス 』について紹介しながら、出版の背景を掘り下げながら経営学や組織論の研究者と、学習や認知科学の研究者がなぜ交わるのか、考察しています。
組織の問題は良い着眼点が見つかれば、すでに半分解決している話。 のフォロー回です。安斎の新著「問いのデザイン」でも紹介されている、課題のデザイン(問題に対する着眼点のリフレーミング)について解説をしています。ワークショップデザインにおける着眼点や、組織デザインにおける着眼点など、複数角度で体験談含めてお話しさせて頂いてます。
ミミ&グリで運営しているWORKSHOP DESIGN ACADEMIA(通称WDA)が、今秋リニューアルを予定しています。WDAは、ミミクリデザイン創業期に立ち上げ、これまで2年半ワークショップデザインとファシリテーションを学ぶコミュニティとして育ててきました。今回は、WDAの立ち上げから現在にいたるまでプロデュースや運営に携わってきたミミクリデザインメンバー東南を交え、WDAのこれまでとこれからについて話しています。後半では、ミミクリデザインでリサーチャーとしても活動している東南のこれまでの研究と今後の組織開発研究に対する意気込みについて聞きました。 東南については下記をご覧ください。 https://note.com/mimicry/n/nb0d5d4566929
安斎勇樹が6月4日に新刊『問いのデザイン』を出版を予定しています。こちらの書籍は安斎の研究と実務知見両面を注ぎ込んだものとなっており、ミミ&グリにとっても重要な位置づけとなっています。今回はそうした背景をもとに、安斎が"問いのデザイン"の紹介と良さについて語っています。まだ予約されていない方は是非、今回のPodcastをお聞きの上ご検討いただけたら嬉しいです! 6/4予約受付中→ http://amzn.to/3f0B9rB
ミナベがワークショップ研究の第一人者とされる、安斎勇樹の研究について今回は掘り下げて聞いています。ワークショップのそもそもの定義と、安斎が提唱している"問い"の重要性と研究内容についての学習を進めました。また今回のidearium castは是非安斎の研究「 ワークショップのプロセス分析 」のスライドをご覧頂きながらお聞きください。 https://speakerdeck.com/yukianzai/wakusiyotupufalsepurosesufen-xi
「組織変革をプレイフルに推進するための4つの変数:信念・態度・活動・道具」 の解説回です。プレイフルアプローチとペインフルアプローチの違いと、なぜ「ペインフルアプローチ」が起こりがちなのか、ファシリテーター/コンサルタント/経営者それぞれの目線で解説をしています。