学際的芸術家でありTEDフェローであるポール・ラッカー氏が、奴隷制度の遺産について紐解きます。ラッカー氏は、奴隷制の歴史に向き合う収集家として、奴隷船で使われた烙印ごてや手かせ、リンチ写真を使った絵はがき等を集めてきました。ところが、質の良いKKKのクラン・ローブはどうしても見つけられなかったのです。自分でローブを作製することに決めた結果・・・ケンテ布や迷彩柄、シルクでできたクラン・ローブを通して、アメリカ社会全体に及ぶ常態化した人種差別と直面することになったのです。ラッカー氏はこう語ります。「私たちが集団としてこれらの品々を見て自分たちの歴史の一部であると気付けば、それらが私たちに力を及ぼさない場所に至る道を見つけられます」(このプレゼンテーションは暴力を扱った映像を含みます)
Jun 26, 2018•7 min
「真実は、異なる考えがぶつかり合う中で生まれ、舞台芸術はその真実を私達に伝える重要な役割を果たす」—そう話すのは伝説的芸術監督のオスカー・ユスティス。この力強いトークを通じて、ユスティスは全米各地を巡業しながら人々に手を差し伸べる(そして人々の声に耳を傾ける)計画を説明します。産業が衰退したラストベルトのような場所では、演劇も他様々な組織同様に、人々に背を向けていたからです。「私たちの務めは、個人の本当の姿をアメリカに示すだけでなく、我々が必要とする共通性を取り戻すというビジョンを提示すること」と、ユスティスは語ります。「それが演劇のすべきことだ」と。
Jun 04, 2018•13 min
マリーカ・ウィットリーは、アートによる10代のホームレスへの教育・尊厳・機会にフォーカスした組織、ChopArtの創始者です。心打つパーソナルストーリーにおいて、マリーカは自らのホームレス経験、アートを通じて自分の「声」を発見した物語、社会の辺縁に追いやられた他のティーンエイジャーに対して創造的なはけ口を提供する自らの使命を語ります。
Apr 11, 2018•6 min
監督及び脚本家であるアドン・ジュディスはLGBTQの権利から戦争犯罪まで幅広くの問題を題材とし、対話を引き起こす挑戦的なアートを作っています。この短く、しかし力強いトークの中でこのTEDフェローは、ウガンダ北部の戦争での被害者とジョセフ・コーニーの「神の抵抗軍」、政治、宗教、文化のリーダー達を集めて変化への話し合いをした『Silent Voices(声なき声)』も含めて、自身の作品を詳しく説明しています。 「互いの話を聞くことで魔法のように全ての問題が解決するとは思っていません。」とジュディスは言います。「しかし機会を作るチャンスにはなります。人類の多くの問題を解決する為に手を取り合うきっかけになります。」
Mar 19, 2018•5 min
アートは私たちの人生に意味を与え、文化に生命を吹き込みます。では、なぜ私たちは、アーティストになったら生計を立てるのに苦労するだろうと考えてしまうのでしょう?ハディ・エルデベックは、アーティストが副業ではなく作品制作に集中できるように、助成金や資金援助を紹介するオンライン・プラットフォームを作り、アーティストの価値が認められる社会を作ろうとしています。
Mar 15, 2018•6 min
その華やかなキャリアと作品群を通じて、イケ・ウデは西洋のメディアに溢れているアフリカ人達のネガティヴなイメージを拒絶する創造的な方法を発見しました。ウデが、これまでの作品を振り返りながら、多くの文化に由来する衣装や小道具、ポーズを一堂に組み合わせ、アフリカの多様で複雑な美しさを表現した肖像写真を紹介します。
Mar 12, 2018•13 min
ニューヨークでジーンズを履いた女性を見ても誰も何とも思いません。でもノーベル賞受賞者のマララが履けば、政治性をはらむ行為となります。世界中で、個性は犯罪となる可能性があり、そして衣服は抗議の一形態となり得ます。私たちが着るものの持つ力をテーマとするこのトークの中で、カウスタヴ・デイは、ファッションがいかに、言葉を使わずに異議を唱える言語となり、本当の自分を受け入れることを奨励するか考察します。
Mar 06, 2018•13 min
「サッカーは、この地球上で全員が一緒にやろうと同意できる唯一のものだ」と、舞台制作者であり、TEDフェローであるマーク・バムティ・ジョゼフは言います。パフォーマンス作品と「ムービング・アンド・パッシング」という参加型の取り組みを通じて、ジョゼフは音楽、ダンス、サッカーを組み合わせ、芸術とスポーツの親しみやすく楽しい結びつきを明らかにしています。彼がいかにサッカーという美しいスポーツを使って、コミュニティを育て、移民が直面する問題に光を当てているかを見てみましょう。
Mar 05, 2018•6 min
購入されない衣服は一体どうなるのでしょう? 昨シーズンのコートやズボン、タートルネックはどこかで使われると思っているかもしれませんが、そのほとんど(アメリカだけでも毎年実に1300万トンにも上ります)が、実際にはゴミとして埋め立てられているのです。ファッション業界は廃棄物問題を抱えており、アミット・カルラはそれを解決したいと考えています。カルラは、ファッション業界が環境に対してより良心的になるとともに、ビジネスで有利にもなりうるクリエイティブな方法を紹介します。
Feb 15, 2018•10 min
TEDフェローであり、デザイナーのワレ・オイェジデは「アフリカ人であることとは、文化にインスピレーションを受け、絶えず未来への希望を持ち続けることだ」と語っています。Ikiré Jones(イキレ・ジョーンズ)という自身のブランド(マーベル制作の映画『ブラックパンサー』で作品を見ることができます)で、彼は古典的なデザインを用いて、社会で度々周縁に追いやられてきた人々の持つ美しさや優雅さを表現し、物語性のある美しい服を作りだしています。
Feb 15, 2018•5 min
もし、建築家で著述家のジョン・キャリーの思い通りになるなら、女性が無駄に長いトイレの列に並ぶことはなくなるでしょう。トイレの列は、より重大な問題の象徴だとキャリーは言います。すなわち多様性に乏しいデザインという問題であり、そこから思慮と共感に欠けた空間が生まれるのです。デザインには、人々に尊厳を与え、人としての価値や尊敬、栄光や存在感を感じさせる独自の力があります。ただ、反対の結果を生む場合もあります。キャリーは建築家やデザイナーに向けて、同業者の幅を広げ少数の特権階級だけでなく社会全体に貢献するよう呼びかけます。彼はこう言います。「デザインが優れた空間とは個人の趣味や外観だけの問題ではありません。その空間が、世界の中で私達がどんな存在で、私達に何が値するかという見方を作ります」そして全ての人がより良い環境に値するのです。
Feb 07, 2018•13 min
ジョージ・スタインメッツの壮大な写真は、世界一遅くて軽い、空を飛ぶ乗り物から撮影したアフリカの風景を写し出しています。スタインメッツとともに、空飛ぶデッキチェアで低く、ゆっくりと飛行した時に現れる、驚くべき歴史的、生態的、社会政治的なパターンを発見して下さい。
Jan 24, 2018•11 min
芸術家であり詩人であるクリオ・ウェイドは、「愛」と「受容」が足りないように見える時代に、その両方を唱える感動的な詩を引用します。人生の始まりと終わりにいる人々の物語を織りなし、成長(そして声を上げること)に関する真実を共有します。そして、充実した人生を送るための知恵に思いを巡らせた結果、シンプルでありながら永続するメッセージを残します。自分自身に優しくすること、他人に優しくすること、地球に優しくすることです。「世界は『より良き人であれ』とあなたに求めます」とウェイドは言います。そして「受容の『はい』を恐れないで」と。
Jan 19, 2018•11 min
1988年、マット・ゴールドマンはブルーマングループを共同で立ち上げました。このグループはオフ・ブロードウェイから生まれ、ユーモアが溢れた、青色に塗った体とワイルドなパフォーマンスで知られるセンセーションを起こしました。そのショーは、あるいくつかの条件を満たせば「アハ!の瞬間」、つまり驚きと学び、そして活力に満ちた瞬間を、ランダムで時々ではなく、頻繁かつ意図的に創り出すことができるという前提で行われています。現在ゴールドマンはブルースクールを創設し、ブルーマングループから学んだことを教育に生かす取り組みをしています。この学校は、学業を修めることと創造的に考えること、そして自己と他者を理解することのバランスをとったものです。「僕たちに必要なのは、安全で助けとなる場を作りあげ、新しくて革新的なアイデアが豊かに育つようにすることだ」とゴールドマンは言います。
Jan 16, 2018•14 min
身につけるだけで、生まれ変わった気分になれて、みるみる自信がわいて、自分らしく感じられるような、お気に入りのTシャツやジーンズはありますか? だとしたら、それは着る物があなたの気分や健康、自尊心にまで影響しうるからなのだ、とファッション・デザイナーのミンディ・シャイアーは言います。変性疾患を患っているために、ひとりで服を着たり、ボタンやファスナーのついた服を着ることが困難な息子にインスピレーションを得て、シャイアーは様々な障がいを持つ人も含めて、あらゆる人が着ることのできる衣服を作ることにしました。世界初のメインストリームブランドによる、様々なニーズに適応自在な衣服を生み出すことで、彼女がいかにファッションの歴史を作ったかをお聞きください。
Jan 09, 2018•13 min
アートフェア・キュレーターのトゥリア・エル・ガラウイが、アフリカ人やアフリカにルーツを持つアーティストによる、生き生きとした新作アートについて熱く語ります。エル・ガラウイが紹介してくれる現代アートは、美しくて感動的で刺激を与えてくれるもので、アフリカ人のアイデンティティやアフリカの歴史に関する力強い物語を伝えてくれます。その中には、セネガル人フォトグラファーのオマール・ビクトル・ディオプ、モロッコ人アーティストのハサン・ハジャジ、ジンバブエ人画家のクズナイ=バイオレット・ハワミの作品があります。「私たち自身の主体性や力強さといった感覚を蘇らせるのがアートであり、本当の意味で自分たちの物語を語ることができるのがアートなのです」
Jan 08, 2018•8 min
クリスチャン・ベニマナは、アフリカの成長著しい都市が、持続可能かつ公正な方法で繁栄するよう取り組む建築家のネットワークを築こうとしていますー発展とアフリカ独自の価値観のバランスをうまく取りながら。彼は、ナイジェリアからブルキナファソを越えて、コミュニティ同志を結び付ける建築の事例を紹介します。アフリカ大陸内外に広がる建築家、デザイナー、エンジニアの汎アフリカ的活動は互いに学び合い、刺激を与えあっています。そして、ベニマナは私たちに、地球上で最も逆境に負けない、最も社会的包摂が進んだ場所としてのアフリカの都市の未来を描くよう、語りかけるのです。
Dec 21, 2017•13 min
「言ってる意味 分かるよね?」という表現がなぜ問題なのでしょう? 伝説的な詩人、作詞家で脚本家のジャヴェード・アクタル氏が、私達が言葉を使う力を失いつつあるのはなぜかと問いかけ、また、世代から世代へと文化を伝えてくれる、言葉という魔法のような道具を用いて、互いに意思疎通を図り理解し合おうと呼びかけます。
Dec 18, 2017•10 min
注目を集めるコンテンツを作るには、どんな秘密があるのでしょうか?Buzzfeedの発行人ダオ・グエンのトークを聴いて、興味をそそるクイズやまとめ記事、ビデオが作られる過程をのぞいてみましょう。またそのチームが、コンテンツを用いてどのように人々がつながったり、文化を生み出したりするのか理解するためのシステムをどのように開発したかについても詳しく学びましょう。
Dec 07, 2017•10 min
ケイラ・ブリエットは、アイデンティティと自己発見と、いつしか自分の文化が忘れ去られることへの恐怖心を、模索するアートの制作者です。ケイラは、自分がどのようにして、自分の創造的な声を見つけ出し、声や物語を映像と音楽のタイムカプセルに組み込むことで、オランダ系インドネシア人と中国人とアメリカ先住民としての自分の物語を取り戻したかについて語ります。
Nov 17, 2017•6 min
「私のSFの源流は別のところ―アフリカ―にあります」と、ンネディ・オコラフォーは述べています。『ビンティ』3部作と『ラグーン』の一節の朗読を交えながら、オコラフォーが作品のルーツとインスピレーションの源について、アフロフューチャリズムという新しい世界への扉を開いた経験について語ります。
Nov 01, 2017•9 min
「私たちの誰もが物語を受容したり、語ったりする必要性に突き動かされています。自分はこの世界で独りではないんだと思えるような事柄を語り合いたいと思っているのです」と、テレビ界の大物であるションダ・ライムズは言います。『グレイズ・アナトミー』が人気を博して以来、テレビ界の重鎮となったライムズが、TEDレジデンシーのディレクターを務める、シンディ・スタイヴァーズとの対話で、メディア・ネットワークの未来について、ストーリーテリングの技術を良い変化をもたらすための力として用いている方法について、そして「アーミッシュ式夏休み」という興味深いコンセプトまで、様々なことについて語ります。
Oct 30, 2017•22 min
豪華で長く人の心に残る写真で、アーティストのウルドゥス・バフシオジーナは、思い描くままに日常生活を扱った夢を記録に残しています。彼女は、自分の作品の中の衣装から舞台までの全てを手作業で創作し、デジタル技術による補正なしで、誰もが自分とは別人になることができる現実逃避の土地の写真を見せてくれます。
Oct 19, 2017•7 min
アーティストのエリック・ダイアーは、画面に映し出す画像をコンピューターで制作する仕事を何年も続けていました。そのうち、手でじかに触れられる作品に戻りたくなって、ゾエトロープの研究を始めました。19世紀、映画が誕生するずっと前に人気を博したゾエトロープは、動きのイリュージョンを生み出す装置です。この刺激的なトークでは、ゾエトロープを発展させた回転するオブジェが、美しく夢幻的な光景を生み出す様子が紹介されています(注意:このトークでは画像や光が明滅する作品が表示されます。光に敏感な方やストロボ光で発作が起きる恐れのある方は視聴を避けてください)。
Oct 10, 2017•9 min
デジタル考古学者のチャンス・コフェナーは写真を―あなたの写真を―紛争や災害で失われた古代の遺物を取り戻すために使用しています。破壊されたモニュメントや博物館、遺物の写真をクラウドソース化した後、コフェナーはフォトグラメトリと呼ばれる高度な技術を使って3D復元を作成し、私たちが世界的に共有する人類遺産の記憶を保存しています。失われた歴史を祝福し、保護するために、あなたがどのように協力できるかを知ってください。
Aug 31, 2017•12 min
アフリカで生まれた物語が、戦争や貧困、絶望に関するものであることに、私たちはあまりにも慣れすぎている、とTEDフェローのワヌリ・カヒウは言います。楽しさはどこへ行ってしまったのでしょう? 「AfroBubbleGum(アフロバブルガム)」という、生き生きとして軽妙な、そして政治的主張の含まれていないアフリカン・アートをご紹介します。アフリカの物語を語るには、人間の経験のあらゆる側面を捉えるアートが必要なのだ、というカヒウの説明に耳を傾けつつ、ばかばかしい物事の有する価値について再考してみませんか。
Aug 29, 2017•5 min
どのアーティストにも名前があり、語りたい物語があります。ラオル・センバンジョが語りたい物語は、ヨルバ民族の文化と神話に囲まれて育ったナイジェリアに始まり、ニューヨークのロースクールを経て、いつの日かビヨンセのミュージックビデオ『レモネード』の制作へと展開しました。「オリの聖なるアート」と彼が呼び、人間の肌をキャンバスにして描くことにより、アーティストとミューズのマインド、ボディー、魂を繫ぐアートを紹介します。
Aug 25, 2017•9 min
独特な魅力と深い洞察力を備えたデイビッド・ホワイト氏。彼は姪が辿ったスペイン・サンティアゴ巡礼に感化され、詩を2編作りました。それを詠みながら、過去・現在・未来を巡ります。
Aug 23, 2017•20 min
既に世界の人口の半数以上が都市に住んでおり、2050年までにさらに25億人が都市部に移動するだろうと予測されています。 私たちが新たに構築する都市の在り方は気候変動、経済の活力、私たちの幸福と人との繋がりの感覚など多くの問題の原点なのです。 ピーター・カルソープは既に未来の都市を計画し、人々の相互作用に焦点を当てたコミュニティデザインを提唱しています。彼はスプロール現象を解決し、より賢く、より持続可能な都市を構築するための7つの普遍的な原則を共有します。
Aug 17, 2017•14 min
20世紀はアーティストやクリエイターには奇妙な100年だったと、ミュージシャンであり起業家であるジャック・コンティは言います。(レコードの売上げのような) 芸をお金に変える伝統的な仕組みはインターネットによって破壊され、ミュージシャンや作家やアーティストはどう暮らしを立てたらよいものか分からなくなっています。コンティはPatreonによってアーティストがインターネットでファンから収入を得られる仕組みを作りました。このような支払いのプラットフォームは、デジタル時代にアーティストであることの意味を変えることになるのでしょうか?
Aug 16, 2017•11 min