2週にわたって、モーリス・ラヴェルの『ラ・ヴァルス』をお届けします。 ワルツはフランス語だとヴァルス。はじめピアノ・ソロのために書かれた曲ですが、後にラヴェル自身がピアノ・デュオとオーケストラのために編曲しました。今回はピアノ・デュオ版とオーケストラ版を聴きましょう。 単色の墨絵のような情景から、多色の錦絵の世界へと変化する様が如実に現れ、それぞれの良さをうまく生かした作品が味わえるのではないでしょうか。 中田昌樹さんの Facebook では番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。 【出演】中田昌樹(指揮者) 【演奏】モーリス・ラヴェル作曲『ラ・ヴァルス』 指揮/中田昌樹 演奏/エルムの鐘交響楽団(管弦楽版)、今岡美保・望月美希(2台ピアノ版) イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行 【提供】笹川日仏財団...
May 03, 2024•26 min•Season 4Ep. 144
#39でもご紹介したフェルディナン・エロールの『ザンパ』を再びお届けします。 オッフェンバックの作品とも共通して賑々しく軽快な曲想ではありながら、エロールの作品にはパリ・オペラ座やパリ・オペラ・コミック座で演奏される事を念頭にして、より理路整然とした、構築性があるように思われます。 これは、エロールが名誉あるローマ大賞を得て、ローマにだけでなく、ウィーンなどなどの異文化に触れたことも影響しているでしょうか...。 中田昌樹さんの Facebook では番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。 【出演】中田昌樹(指揮者) 【演奏】フェルディナン・エロール作曲『ザンパ』序曲 指揮/中田昌樹 演奏/関西学院交響楽団 イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行 【提供】笹川日仏財団...
Apr 26, 2024•23 min•Season 4Ep. 160
前々回お届けしたオッフェンバックの『天国と地獄』は賑々しいだけの曲ではありません。抒情的でメロディアスな部分があってこその絶妙なバランスで成り立っている名曲です。 番組後半では、ムーラン・ルージュと並んでパリのキャバレー文化を代表するミュージックホール、クレイジーホースにまつわる貴重な体験談がお聞きいただけます。 中田昌樹さんの Facebook では番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。 【出演】中田昌樹(指揮者) 【演奏】ジャック・オッフェンバック作曲喜歌劇『天国と地獄』序曲 Martin Sieghart/指揮 CSR Symphony Orchestra, Bratislava/演奏 イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ 【提供】笹川日仏財団...
Apr 19, 2024•21 min•Season 4Ep. 143
今週は、絶世の美女であったスパルタ王妃ヘレネの誘惑のストーリーをオペレッタにしたオッフェンバック『美しきエレーヌ』をお届けします。 ここでパロディ化されているのは、当時の絶世の美女であった皇帝ナポレオン3世の妻、ウジェーヌではないかという説もありますが、真偽の程はともあれ、この作品も『天国と地獄』同様大成功を収めます。 このオペレッタのフランス語の原題は『La Belle Hélène(ラ・ベル・エレーヌ)』。これは洋梨とチョコレートを使ったフランスの代表的なスイーツの名前でもあるのですが、このオペレッタが由来という説もあります。 中田昌樹さんの Facebook では番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。 【出演】中田昌樹(指揮者) 【演奏】ジャック・オッフェンバック作曲喜歌劇『美しきエレーヌ』序曲 Darrell Ang/指揮 Lille National Orchestra/演奏 イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ 【提供】笹川日...
Apr 12, 2024•16 min•Season 4Ep. 141
今回は、連続228回も上演されたほど大当たりをしたジャック・オッフェンバック作曲の『天国と地獄』をお届けします。 ギリシャ神話のオルフェオとエウリディーチェの悲劇を、当時の世相を反映した《夢幻オペラ》(Opéra féérie)として喜劇化した作品に、当時の聴衆はおおいに興味をそそられました。 そのストーリーもさることながら、優美な旋律とそれを盛り立てるハーモニーの進行の素晴らしさもこの作品の大きな魅力となっています。 中田昌樹さんの Facebook では番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。 【出演】中田昌樹(指揮者) 【演奏】ジャック・オッフェンバック作曲喜歌劇『天国と地獄』序曲 Martin Sieghart/指揮 CSR Symphony Orchestra, Bratislava/演奏 イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ 【提供】笹川日仏財団...
Apr 05, 2024•14 min
ビゼー『アルルの女』、ドビュッシー『アルトサクソフォンと管弦楽のための狂詩曲』、ムソルグスキー作曲/ラヴェル編曲『展覧会の絵』より「古城」と、サクソフォン・ソロにフォーカスしてご紹介してきましたが、今回はサクソフォンの四重奏曲をお届けします。 この作品はアルフレッド・デザンクロが1964年に作曲、サクソフォンの特性を熟知した上で、ソプラノ、アルト、テナー、バリトンの4本の音色や音量を活かしつつ、多様な音楽を紡ぎ出して行きます。それゆえに、高い演奏技術も求められる難曲です。 中田昌樹さんの Facebook では番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。 【出演】中田昌樹(指揮者) 【演奏】アルフレッド・デザンクロ作曲『サクソフォン四重奏曲』 日本経済大学・吹奏楽部/演奏 イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ 【提供】笹川日仏財団...
Mar 29, 2024•22 min•Season 4Ep. 139
今週もサクソフォンの音色を活かしたムソルグスキー作曲、モーリス・ラヴェル編曲の組曲『展覧会の絵』より第2曲「古城」をお届けします。 『展覧会の絵』の原曲はピアノ・ソロでしたが、そのスケールの大きさゆえに、ボストン・シンフォニーの音楽監督だったセルゲイ・クーセヴェッキーがこの曲のオーケストレーションをラヴェルに依頼。 ラヴェルは「古城」の古く朽ちた城の暗さを表現するのに、やはり音域の幅が広く表現力豊かなサクソフォンを選んだのでしょうか。 奇しくも、ナビゲーターの中田昌樹さんのヨーロッパ・デビュー演奏会のメイン曲が、この『展覧会の絵』。その選曲にまつわるエピソードが番組後半で明かされます。 中田昌樹さんの Facebook では番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。 【出演】中田昌樹(指揮者) 【演奏】モデスト・ムソルグスキー作曲/モーリス・ラヴェル編曲 組曲『展覧会の絵』:第2曲 古城 Leonard Slatkin/指揮 Lyon National Orchestra/演奏 イント...
Mar 22, 2024•16 min•Season 4Ep. 138
ビゼーが『アルルの女』組曲で用いたのとは、全く異なる性格のアルト・サクソフォンの特性を活かした、ドビュッシーの『アルト・サクソフォンと管弦楽のための狂詩曲』。 この曲はエリザ・ホール夫人というサクソフォン奏者から委嘱され、1901年から1908年の間に書かれました。 全音音階などのドビュッシー独特の、少し不安定でミステリアスなサウンドの中に、この時期作曲したほかの作品の断片が聞こえてきますが、それにはどうやらその頃のドビュッシーの私生活が関係している様です。 中田昌樹さんの Facebook では番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。 【出演】中田昌樹(指揮者) 【演奏】クロード・ドビュッシー作曲/ポール・デュカス編曲 『アルト・サクソフォンと管弦楽のための狂詩曲』 Theodore Kerkezos/指揮 Philharmonia Orchestra/演奏 イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ 【提供】笹川日仏財団...
Mar 15, 2024•13 min•Season 137Ep. 4
エルネスト・ギロー編纂による『アルルの女』第2組曲の最後の曲は誰もがどこかで聴いたことのある「ファランドール」です。 この曲では、プロヴァンス地方の舞曲『王様(たち)の行進』『狂った馬のダンス』が効果的に用いられています。 中田昌樹さんがまだ指揮者として駆け出しの頃、子供たちがおそらく初めてオーケストラの演奏を聞く音楽鑑賞教室で、この『ファランドール』などの名曲を指揮した時の経験談も語られます。 中田昌樹さんの Facebook では番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。 【出演】中田昌樹(指揮者) 【演奏】ジョルジュ・ビゼー作曲/エルネスト・ギロー編曲 『アルルの女』第2組曲 第4曲 - ファランドール Pablo González/指揮 Barcelona Symphony and Catalonia National Orchestra/演奏 イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ 【提供】笹川日仏財団...
Mar 15, 2024•13 min•Season 136Ep. 4
エルネスト・ギロー編纂による『アルルの女』第2組曲の第3曲「メヌエット」。この曲はビゼーのオペラ『美しきパースの娘』から取り入れられた楽曲なのです。 冒頭のフルートのソロは名曲中の名曲。途中からほかの管楽器の音色が加わり、甘美なサウンドが奏でられますが、何気ない演奏に聞こえて実は奏者にとっては微妙な技術が求められる曲でもあります。 中田昌樹さんの Facebook では番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。 【出演】中田昌樹(指揮者) 【演奏】ジョルジュ・ビゼー作曲/エルネスト・ギロー編曲 『アルルの女』第2組曲 第3曲 - メヌエット Pablo González/指揮 Barcelona Symphony and Catalonia National Orchestra/演奏 イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ 【提供】笹川日仏財団...
Mar 01, 2024•10 min•Season 4Ep. 135
エルネスト・ギロー編纂による『アルルの女』第2組曲の第2曲「間奏曲」をお届けします。 中間部の旋律は、サキソフォンの艶やかな音色で、柔和な表現を存分に活かしています。また、オーケストラの音の密度の幅の変化や、音域の位置による緊張感の変化など、オーケストレーションの妙が随所にみられます。 中田昌樹さんの Facebook では番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。 【出演】中田昌樹(指揮者) 【演奏】ジョルジュ・ビゼー作曲/エルネスト・ギロー編曲 『アルルの女』第2組曲 第2曲 - 間奏曲 Pablo González/指揮 Barcelona Symphony and Catalonia National Orchestra/演奏 イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ 【提供】笹川日仏財団...
Feb 23, 2024•12 min•Season 4Ep. 134
ビゼー自身の編纂による『アルルの女』第1組曲に続き、今度はエルネスト・ギローによって編纂された第2組曲をご紹介します。 第1曲の「パストラール」は田園を舞台として重厚な響きで始まり、トロンボーンなど楽器が効果的に使われています。 中田昌樹さんのFacebookでは番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。 【出演】中田昌樹(指揮者) 【演奏】ジョルジュ・ビゼー作曲/エルネスト・ギロー編曲 『アルルの女』第2組曲 第1曲 - パストラール Pablo González/指揮 Barcelona Symphony and Catalonia National Orchestra/演奏 イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ 【提供】笹川日仏財団
Feb 16, 2024•14 min•Season 4Ep. 133
ビゼーの組曲『アルルの女』第1組曲の最後を飾る第4曲は「カリヨン」です。 カリヨンとは、それぞれピッチのついた多数の鐘を一組みにして、教会の鐘楼などにつるして打ち鳴らす楽器のこと。絶妙な距離感と明暗を持つこの曲は、17歳で作曲した交響曲ハ長調と比べ格段に成長したビゼーの音楽的な感性や技術が見事です。 中田昌樹さんの Facebook では番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。 【出演】中田昌樹(指揮者) 【演奏】ジョルジュ・ビゼー作曲 『アルルの女』第1組曲 第4曲 - カリヨン Pablo González/指揮 Barcelona Symphony and Catalonia National Orchestra/演奏 イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ 【提供】笹川日仏財団...
Feb 09, 2024•12 min•Season 4Ep. 161
ビゼーの組曲『アルルの女』第1組曲より第3曲「アダージェット」をお届けします。 弦楽四重奏で始まるこの楽曲は、対位法を規則通りに用いつつも、倚音(いおん)を巧みに使った手法で描かれてます。 パリ音楽院でのビゼーの勤勉さが感じられる一方、時代を下ったマーラーの交響曲第五番の「アダージェット」を予見させる芳醇さも見出せます。 中田昌樹さんの Facebook では番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。 【出演】中田昌樹(指揮者) 【演奏】ジョルジュ・ビゼー作曲 『アルルの女』第3曲 - アダージェット Pablo González/指揮 Barcelona Symphony and Catalonia National Orchestra/演奏 イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ 【提供】笹川日仏財団...
Feb 02, 2024•11 min•Season 4Ep. 131
前回に続き、ビゼーの組曲『アルルの女』第1組曲を紹介します。 第2曲は「メヌエット」。メヌエットはもともと「menu(=小さい)」を語源とした宮廷舞曲ですが、ビゼーの軽やかで流麗な流れのこの楽曲には、近代にも通じるような音楽の構成を随所に見ることができます。 中田昌樹さんの Facebook では番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。 【出演】中田昌樹(指揮者) 【演奏】ジョルジュ・ビゼー作曲 『アルルの女』第2曲 - メヌエット Pablo González/指揮 Barcelona Symphony and Catalonia National Orchestra/演奏 イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ 【提供】笹川日仏財団...
Feb 02, 2024•8 min•Season 4Ep. 130
交響曲ハ長調に続き、同じくビゼーの組曲『アルルの女』を紹介します。 『アルルの女』はビゼー自身が編纂した第1組曲と、ビゼーの死後ギローによる編纂の第2組曲がありますが、まずは第1組曲からご紹介します。 シンプルな交響曲ハ長調とは異なり、芳醇なハーモニーの展開に溢れる作風をご堪能ください。 中田昌樹さんの Facebook では番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。 【出演】中田昌樹(指揮者) 【演奏】ジョルジュ・ビゼー作曲 『アルルの女』第1組曲 - 前奏曲 Pablo González/指揮 Barcelona Symphony and Catalonia National Orchestra/演奏 イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ 【提供】笹川日仏財団...
Jan 19, 2024•14 min•Season 4Ep. 129
ジョルジュ・ビゼーの交響曲ハ長調の第4楽章です。 この最終楽章では、モーツァルトを彷彿とさせる天真爛漫で明るいサウンドの中に、ビゼーの天才的ともいえる転調の妙を感じとることができます。 モーツァルトといえば映画『アマデウス』が思い起こされますが、もともとの舞台作品はアメリカ、フランス、日本でそれぞれ異なる演出だったようです。 中田昌樹さんの Facebook では番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。 【出演】中田昌樹(指揮者) 【演奏】ジョルジュ・ビゼー作曲 『交響曲』ハ長調 第4楽章 Donald Johanos/指揮 New Zealand Symphony Orchestra/演奏 イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ 【提供】笹川日仏財団...
Jan 12, 2024•13 min•Season 4Ep. 128
ジョルジュ・ビゼーの交響曲ハ長調の第3楽章です。 A-B-A'という古典的な形式の中に、後のビゼーの名曲『カルメン』や『アルルの女』をふと予感させるハーモニーが見出されます。 プログラムの後半では、1980年代のパリの管弦楽団の録音会場や楽譜にまつわるエピソードも語られます。 中田昌樹さんの Facebook では番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。 【出演】中田昌樹(指揮者) 【演奏】ジョルジュ・ビゼー作曲 『交響曲』ハ長調 第3楽章 Donald Johanos/指揮 New Zealand Symphony Orchestra/演奏 イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ 【提供】笹川日仏財団...
Jan 05, 2024•13 min•Season 4Ep. 127
ジョルジュ・ビゼーの交響曲ハ長調の第2楽章です。 1855年、ビゼー17歳の時に作曲されたこの交響曲の第2楽章は、初々しくも弦楽器の甘美かつフーガによるシンプルなサウンドが奏でられる作品となっています。 ビゼーは、新進の芸術家たちにとって登竜門的存在であるローマ大賞を受賞してローマ留学を果たしますが、その後の作曲家としての道のりは厳しいものがあったようです。 中田昌樹さんの Facebook では番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。 【出演】中田昌樹(指揮者) 【演奏】ジョルジュ・ビゼー作曲 『交響曲』ハ長調 第2楽章 Donald Johanos/指揮 New Zealand Symphony Orchestra/演奏 イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ 【提供】笹川日仏財団
Jan 05, 2024•13 min•Season 3Ep. 126
ジョルジュ・ビゼーが17歳の時に作曲した交響曲ハ長調をお届けします。 これ以上シンプルで明るいものはないというくらい天真爛漫な曲想の作品で、ある音楽学者に発見され、指揮者のワインガルトナーによって初演されたのが作曲後80年という、埋もれた名作でした。 番組の後半ではワインガルトナーの功績についても触れられています。 中田昌樹さんの Facebook では番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。 【出演】中田昌樹(指揮者) 【演奏】ジョルジュ・ビゼー作曲 『交響曲』ハ長調 第1楽章 Donald Johanos/指揮 New Zealand Symphony Orchestra/演奏 イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ 【提供】笹川日仏財団...
Dec 22, 2023•15 min•Season 3Ep. 125
カミーユ・サン=サーンスの『ピアノ協奏曲』第2番の第3楽章です。 楽章ごとに全く異なる表情を見せるサン=サーンスのこのコンチェルトですが、第3楽章ではイタリア南部の激しい舞曲の後に、教会に足を踏み入れた時に鳴り響くような、オルガンの重厚さを再現する曲想が奏でられます。 この協奏曲で、軽快かつ素晴らしいピアノを演奏しているのはロマン・デシャルム、#108〜#111でご出演いただいたソプラノ歌手の安田麻由子さんのご主人です。 中田昌樹さんの Facebook では番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。 【出演】中田昌樹(指揮者) 【演奏】カミーユ・サン=サーンス作曲 『ピアノ協奏曲』第2番 ト短調 第3楽章 Marc Soustrot/指揮 Romain Descharmes/ピアノ Malmö Symphony Orchestra/演奏 イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ 【提供】笹川日仏財団...
Dec 15, 2023•10 min•Season 3Ep. 124
カミーユ・サン=サーンスの『ピアノ協奏曲』第2番の第2楽章です。 この楽章はティンパニーから始まりティンパニーで終わる、とても珍しい曲です。しかも第1楽章と異なり、地中海の明るい太陽を思い起こさせるような明るく流麗な曲調です。 やはり珍しく曲の冒頭がティンパニーで始まるベートーヴェンの『ヴァイオリン協奏曲』にまつわる、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団のミッシェル・シュヴァルベとの印象的なエピソードも番組後半で語られます。 中田昌樹さんの Facebook では番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。 【出演】中田昌樹(指揮者) 【演奏】カミーユ・サン=サーンス作曲 『ピアノ協奏曲』第2番 ト短調 第2楽章 Marc Soustrot/指揮 Romain Descharmes/ピアノ Malmö Symphony Orchestra/演奏 イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ 【提供】笹川日仏財団...
Dec 08, 2023•14 min•Season 3Ep. 123
カミーユ・サン=サーンスのピアノ協奏曲2作品のうち、1868年に作曲された第2番をお届けします。 協奏曲第1番も第2番も初演は自分で弾くほどのピアノの名手だったサン=サーンス。第1楽章だけでも多種多様な音楽が流れる、この巨匠の多面的な音楽的才能をご堪能ください。 中田昌樹さんの Facebook では番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。 【出演】中田昌樹(指揮者) 【演奏】カミーユ・サン=サーンス作曲 『ピアノ協奏曲』第2番 ト短調 第1楽章 Marc Soustrot/指揮 Romain Descharmes/ピアノ Malmö Symphony Orchestra/演奏 イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ 【提供】笹川日仏財団...
Dec 01, 2023•13 min•Season 3Ep. 122
今回は、エリック・サティ作曲の『ジムノペディ』をドビュッシーのオーケストラ編曲版でお聴きいただきます。 オーケストレーションによって多様な音色が重なって、いわば点描のようなピアノ版とは異なり、イメージの膨らみが感じられるのではないでしょうか。 中田昌樹さんの Facebook では番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。 【出演】中田昌樹(指揮者) 【演奏】エリック・サティ作曲 『ジムノペディ』第1番 (オーケストラ版/クロード・ドビュッシー編曲) ジェローム・カルテンバック/指揮 ナンシー歌劇場交響楽団/演奏 イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ 【提供】笹川日仏財団...
Nov 24, 2023•17 min•Season 3Ep. 121
エリック・サティが高級婦人雑誌の企画でシャルル・マルタンの20枚のイラストに曲をつけた『Sports et divertissements(スポーツと気晴らし)』の2回目です。 今回もまずは曲を聴いてどんなイラストが描かれているか、想像しながら聴いてください。 #108~#111でご出演していただいたソプラノの安田麻由子さんがNHKテレビ「名曲アルバム」で前回の『Je te veux』を演奏していますので、ぜひご鑑賞ください。 サティ作曲 「ジュ・トゥ・ヴ~あなたが欲しい~」 ピアノ 本田聖嗣 ソプラノ 安田麻佑子 11月22日(水) 5:55-6:00 BSP/BS4K 11月23日(木) 6:20-6:25 Eテレ 中田昌樹さんの Facebook では番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。 【出演】中田昌樹(指揮者) 【演奏】エリック・サティ作曲 『スポーツと気晴らし』より 「競馬」「陣取り遊び」「ピクニック」「ウォーターシュート」「そり」「いちゃつき」「花火」 Klára Körmendi(ピアノ) イントロ&エンディング ドビュッ...
Nov 17, 2023•12 min•Season 3Ep. 120
エリック・サティの2回目です。 今回お届けするのは、高級婦人雑誌の企画でシャルル・マルタンの20枚のイラストにサティが曲をつけた『Sports et divertissements(スポーツと気晴らし)』です。絵に応じた20曲のほかに、前置きとしてサティ自身が「まじめで立派なコラール」と称する「序曲」もあります。 自筆の楽譜には、拍子の指定も小節線もなく、演奏は音楽家のイメージに委ねられていて、時代を先取りしているかのようです。 #108~#111でご出演していただいたソプラノの安田麻由子さんがNHKテレビ「名曲アルバム」で前回の『Je te veux』を演奏していますので、ぜひご鑑賞ください。 サティ作曲 「ジュ・トゥ・ヴ~あなたが欲しい~」 ピアノ 本田聖嗣 ソプラノ 安田麻佑子 11月11日(土) 14:50-14:55 NHK総合TV 11月15日(水) 12:40- 12:45 Eテレ 11月23日(木) 6:20-6:25 Eテレ BSP/BS4K 11月22日(水) 5:55-6:00 同じく安田麻由子さんがNHK FMラジオ「リサイタル・パッシオ」に出演されます。あわせ...
Nov 10, 2023•13 min•Season 3Ep. 119
これから4回にわたってエリック・サティを取り上げます。 今回お届けするこの曲は、誰もがどこかで聞いたことがあるけれども、曲のタイトルはわからない人が多いのではないでしょうか。これはサティ作曲の『Je te veux(ジュ・トゥ・ヴ)』。直訳すれば「あなたが欲しい」ですが、これはもともとスローワルツの女王と言われたポレット・ダルティのために書かれたシャンソンで、サティ自身がピアノ独奏用に編曲したものです。そのため結構低いキーで書かれています。 #108〜#111でご出演していただいたソプラノの安田麻由子さんがNHKテレビ「名曲アルバム」でこの『Je te veux』を演奏していますので、ぜひご鑑賞ください。 サティ作曲 「ジュ・トゥ・ヴ〜あなたが欲しい〜」 ピアノ 本田聖嗣 ソプラノ 安田麻佑子 11月1日(水) 12:40-12:45 Eテレ 11月11日(土) 14:50-14:55 NHK総合TV 11月15日(水) 12:40- 12:45 Eテレ 11月23日(木) 6:20-6:25 Eテレ BSP/BS4K 11月6日(月) 5:55-6:00 11月22日(水) 5:55...
Nov 03, 2023•11 min•Season 3Ep. 85
フランシス・プーランク作曲『六重奏曲』(木管五重奏+ピアノ)の第三楽章は、ゆっくりとした第二楽章とは対照的に、Prestissimo (プレスティッシモ)。 慌ただしく急いだテンポ感じで、沈黙していたピアノが目まぐるしく活躍します。また、ホルンの音質・音域の多様性が存分に生かされています。 中田昌樹さんのFacebookでは番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。 【出演】中田昌樹(指揮者) 【演奏】フランシス・プーランク作曲 『六重奏曲』第三楽章 フィリップ・ベルノルド(フルート)、オリヴィエ・ドワーズ(オーボエ)、ロナルド・ファン・スパンドンク(クラリネット)、 ローラン・ルフェーヴル(ファゴット)、エルヴェ・ジュラン(ホルン)、アレクサンドル・タロー(ピアノ) イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ 【提供】笹川日仏財団
Oct 27, 2023•9 min•Season 3Ep. 117
前回に続き、フランシス・プーランク作曲『六重奏曲』(木管五重奏+ピアノ)をお届けします。 今回の第二楽章は、ディヴェルティスモン/Divertissement(イタリア語でディベルティメント/ Divertimento 日本語では嬉遊曲)と副題のついている、許された中での音楽的な遊びが施され、シンプルな中にもそれぞれの楽器の特性がよく表されています。 久野麗著『プーランクを探して』(春秋社、2023年)に、プーランクが8歳の時に聞いたドビュッシーの『神聖な舞曲と世俗的な舞曲』や12歳の時に観たビゼーの『カルメン』についての感想が紹介されていて、この作曲家の幼い頃からの鋭い感受性が見て取れます。 中田昌樹さんのFacebookでは番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。 【出演】中田昌樹(指揮者) 【演奏】フランシス・プーランク作曲 『六重奏曲』第二楽章 フィリップ・ベルノルド(フルート)、オリヴィエ・ドワーズ(オーボエ)、ロナルド・ファン・スパンドンク(クラリネット)、 ローラン・ルフェーヴル(ファゴット)、エルヴェ・ジュラン(ホルン)、アレクサン...
Oct 20, 2023•11 min•Season 3Ep. 116
オーボエ、ファゴット、ピアノによる『三重奏曲』に続き、同じくフランシス・プーランク作曲による木管五重奏+ピアノの編成の『六重奏曲』。 木管五重奏にはフルート、オーボエ、クラリネット、ファゴットに、なぜか金管楽器のホルンが入っていますが、木管楽器の素速い動きに、勝るとも劣らないホルンの素速いタンギングと雄弁な表現もこの曲のひとつの聴きどころでしょう。 中田昌樹さんのFacebook では番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。 【出演】中田昌樹(指揮者) 【演奏】フランシス・プーランク作曲 『六重奏曲』 フィリップ・ベルノルド(フルート)、オリヴィエ・ドワーズ(オーボエ)、ロナルド・ファン・スパンドンク(クラリネット)、 ローラン・ルフェーヴル(ファゴット)、エルヴェ・ジュラン(ホルン)、アレクサンドル・タロー(ピアノ) イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行/ピアノ 【提供】笹川日仏財団...
Oct 13, 2023•13 min•Season 3Ep. 115