アートのミーム - podcast cover

アートのミーム

鈴木〆太郎/染谷昌宏podcasters.spotify.com
美大出身の編集者・鈴木〆太郎とプロダクトデザイナーの染谷昌宏が、美術やデザインについてゆるゆる語るポッドキャストです。 毎週月曜17時ごろ配信中! 美術やデザインのトピックや、作家の紹介などをわかりやすく話します。 【染谷昌宏のデザインプロダクト sugata】 https://www.someya-shouten.jp/
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Episodes

#49-2 第二次世界大戦の苦しさがムーミン物語を生んだ【トーベ・ヤンソン2】

ムーミンの生みの親、トーベ・ヤンソンシリーズの2回目は、戦時中のトーベを紹介します。 25歳、第二次世界大戦が勃発/フィンランドにソ連が侵攻、からくも独立は守った/貿易をドイツに依存、フィンランド政府は協調路線に進んだ/食料は乏しく生活は困窮/街でキャンパスを広げていると「結婚して子どもを作れ」と言われる始末/平和主義者のトーベは鬱状態に、絵からは色彩を失ってしまう 戦時中も仕事を続けたトーベ/グリーティングカードやガルム誌で風刺画を手がける/粛清のリスクを負いながら、ヒトラーを批判した/「駄々をこねるヒトラー」/画家としても活動を続ける/「二次会 nachspiel」「自画像、タバコを吸う娘」「家族」 29歳で初の個展を開催、初日で10数点が売れたが1年間絵を描けなくなってしまう/生涯手放さなかったアトリエ/スナフキンのモデルになったアートス・ウィルタネンとの恋/編集者・記者であり政治家でもある男/彼の影響で文芸活動を開始/幼い頃に聞いた母のおとぎ話を思い出しながら、心の平穏を求めて書き始めた「ムーミン物語」/アートスのアドバイスがムーミン物語の出版を後押しした/ムーミン小説の第1作...

Nov 18, 202438 minSeason 49Ep. 2

#49-1 ムーミンの生みの親、その少女時代【トーベ・ヤンソン1】

今回からムーミンの生みの親、トーベ・ヤンソンのシリーズが始まります。 フィンランドの芸術家一家に生まれ、幼少期から創作に親しんだトーベはどのような生涯を歩んだのか。第1回は幼少期から20歳前半のトーベを紹介します。 芸術家一家の長女として生まれる/少数派だったスウェーデン語系のフィンランド人/職人気質な父ファッファンと、朗らかな母ハム/挿絵や切手のイラストを描いて家計を支えた母/後のムーミン小説に繋がった、母が話したおとぎ話 若干14歳で雑誌の挿絵を手がける/16歳で学校を自主退学/ボヘミアンで学校嫌いのトーベ/自分をしばるルールは自分で見つけたかった/母の母校に進学、絵描きとして歩み始める/「神秘的な風景 mystiskt landskap」・「木の根元で眠る者たち sovande bland tradrotterna」・「青いヒヤシンス bla hyacint」 父の母校に進学/水彩画「黒いムーミントロール」/叔父の妖怪話から生まれたムーミン(スノーク)/恋人、師、理想の芸術家、友人でもあったサムエル・ベスプロスヴァンニ/24歳でパリに留学/迫る第二次世界大戦の影 ▼参考図書 ・ム...

Nov 11, 202434 minSeason 49Ep. 1

#48 デザイナーではデザインできない完璧なおもちゃ「ノックアウトハンマー」【なるほどプロダクト】

お久しぶりの「なるほどプロダクト」の第4回。染谷さんが既存のデザイン製品について話していく本企画ですが、今回は増田屋コーポレーションのおもちゃ「ノックアウトハンマー」についてトークします。 ▼増田屋コーポレーションのホームページはこちら ⇨ ⁠https://www.masudaya.com/⁠ ▼お便り・アンケートフォームはこちら ⇨⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/tVTAUjro49aaMva99⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ▼Amazonのほしい物リスト(ご支援・サポートお待ちしています)⇨⁠⁠ ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://www.amazon.jp/hz/wishlist/ls/7UGKPVNIBMTR?ref_=wl_share⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ▼ジングル音声:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠音読さん⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ⁠⁠⁠⁠⁠⁠...

Nov 04, 202428 minSeason 48Ep. 1

#47 内藤礼「生まれておいで 生きておいで(メゾンエルメス)」【美術鑑賞アーカイブ】

今回は、銀座のメゾンエルメスで2025年の1月13日まで開催している、内藤礼さんの「生まれておいで 生きておいで」に出かけてきたので、感想を話します。 「地上に存在することは、それ自体、祝福であるのか」/ベネチアビエンナーレにも出展した実力派作家/東京国立博物館でも同じテーマで展示をしていた/気を抜くと踏んでしまいそうな繊細で小さな存在/身長7cmの世界/こちらが歩み寄っていくタイプの作品/僕らはコンテンツにおもてなしされすぎていないか/会場図で探しても、どうしても見つからない作品/これはアートなのか?/「私作品です!」と主張していない作品/道端にある花を見つけたような ▼内藤礼さんの「生まれておいで 生きておいで」のHPはこちら ⇨ https://www.hermes.com/jp/ja/content/maison-ginza/forum/240907/ ▼お便り・アンケートフォームはこちら ⇨⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/tVTAUjro49aaMva99⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠...

Oct 28, 202426 minSeason 47Ep. 1

#46 ChatGPTさんと、アートについて話してみた

ChatGPTの音声モードがすごく流暢に話すと聞いたので、アートについて話してみました。 こうした質問をしてみました↓ ・美術の初心者が、アートを楽しむために何から始めたらいいですか? ・東京でいま開催されている、おすすめの展覧会や美術館はありますか? ・アートの存在意義とはなんですか? ・AIアートとパフォーマンスアートの違いは? ・ピカソのゲルニカについて、独自の視点で解説してください ・ひとりで美術館に行くのはハードル高いです。人を美術館に誘う時、あなたならどう説得しますか? ▼お便り・アンケートフォームはこちら ⇨⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/tVTAUjro49aaMva99⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ▼Amazonのほしい物リスト(ご支援・サポートお待ちしています)⇨⁠⁠ ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://www.amazon.jp/hz/wishlist/ls/7UGKPVNIBMTR?ref_=wl_share⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠...

Oct 21, 202426 minSeason 46Ep. 1

#45 ようやく行った、DIC川村記念美術館

初めてDIC川村記念美術館に行ってきたのでレポートトークです。 千葉県佐倉市にある美術館/DIC株式会社が収集してきた美術品を公開/周囲には森しかない/ピカソ・モネ・シャガール・レンブラントにマークロスコ、どこを見ても巨匠の作品/2025年3月で残念ながら休館予定/休館のニュースで人が多い/人がいないロスコルームを体験したかった/警備員さんに感想を聞いてみたい/フランク・ステラを持って帰りたい/Tシャツも欲しかった/レンブラントの超絶テク/服のリボンが光って見える/近づいて離れてずっと見る/はじめてのサイ・トゥオンブリー/薄味だけど、いい出汁が出てる/低刺激に自分を慣らしていく/西川勝人の淡い世界観/自然光が差し込む幻想的な空間/個人的にはもう少し都心に来て欲しい DIC川村記念美術館のホームページはこちら ⇨ https://kawamura-museum.dic.co.jp/ ▼お便り・アンケートフォームはこちら ⇨⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/tVTAUjro49aaMva99⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠...

Oct 14, 202432 minSeason 45Ep. 1

#44-6【ロダン編6】フランスから世界へ羽ばたく、芸術への信仰を貫いた彫刻家

ロダン編最終回は、アッサンブラージュ・日本への影響・晩年のロダンの3トピックをお送りします。 ロダンが開拓した技法「アッサンブラージュ」/像と像を組み合わせる/「カミーユクローデルのマスク、ピエールドヴィッサンの手」/重なり合う手と手「カテドラル」/ロダンの工房には大量の像が保管されていた/「これとこれを組み合わせたら面白いんじゃね?」/後にピカソやダダイズムの作家もアッサンブラージュの作品を作った 志賀直哉が白樺でロダンを紹介/荻原守衛、高村光太郎、中原悌二郎もロダンをフォローした/ロダン作品をコレクションした川崎重工業の初代社長、松方幸次郎 睡蓮のモネとも展覧会を開催/晩年はヨーロッパ各国やアメリカなどさまざまな国に出向く/勲章や大学の名誉博士号を授かる/ベルリンの分離派展にも出展/最後の作品「レディ・サックウィル」/76歳の花婿/1917年11月10日死去/下積み時代をバネに、芸術への信仰を貫いた忍耐強い人 【参考図書】 ロダン事典(淡交社)フランスロダン美術館監修 ▼お便り・アンケートフォームはこちら ⇨⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠...

Oct 07, 202444 minSeason 44Ep. 6

#44-5【ロダン編5】ブールデル、カミーユ・クローデル、ブランクーシ。ロダンの工房に関わった彫刻家たち

オーギュスト・ロダン編の第5回目はロダンの工房に集った彫刻家を紹介します。 50人以上の職人を抱えた工房/生涯で20ヶ所以上のアトリエを抱えた/最終的に豪邸がアトリエになった ロダンと並び「近代彫刻の巨匠」と評されたアントワーヌ・ブールデル/無骨で簡略化されたフォルムが特徴/躍動感と力強さを感じさせる「弓をひくヘラクレス」/教育者として、後進の指導にもあたった ロダンのミューズ、カミーユ・クローデル/裕福な家に生まれ、幼少期から制作に勤しむ/気が強く、造形の才能に恵まれた/19歳でロダンの教えを受ける/ロダンの工房でも重要な箇所を任されていた/公私にわたって刺激を与え合った師弟/内縁の妻と離れられないロダンと破局/ロダンの影響から離れようとするが、次第に精神は不安定になる/「分別盛り」や「ワルツ」など高い造形力・表現力がうかがえる作品/精神に異常をきたし、精神病院に入院させられてしまう/入院生活は30年になった ロダンの影響を嫌い、2ヶ月でアトリエを離れたコンスタンティン・ブランクーシ/大樹の陰では何も育たない/抽象表現に入る前の胸像「プライド」/プリミティブな表現が可愛い「接吻」/普...

Sep 30, 202452 minSeason 44Ep. 5

#44-4【ロダン編4】ロダン先生、〆切です! スケールの大きなモニュメント作品「カレーの市民」と「バルザック記念像」

オーギュスト・ロダン編の第4回目は大型作品の代表作、「カレーの市民」と「バルザック記念像」を紹介します。 食べ物じゃなく街の名前/縄を首にかけられ、粗末な布をまとった男たち/14世紀の英仏戦争で包囲されたカレー市/街のために自ら身柄を引き渡した6人の男/苦悩と失意に満ちた表情と仕草に注目 19世紀フランスを代表する文豪の存在感を表現/斜めに傾くぶっとい柱のよう/制作にのめり込むロダン/バルザックの通った仕立て屋をつきとめ、寸法通りにコートを仕立てさせる/バルザックの故郷に出かけ、そっくりさんをモデルに起用/修作の数は約20体になった/制作にのめり込みすぎて大幅に納期に遅れる/クライアントは受け取りを拒否/「私が行っていることは商売ではないのだ」/モニュメントの受注は大作に向き合う口実だった?/ロダンは造形職人から作家になった 次回は最盛期は50人以上の職人を抱えていたロダンの工房と、そこに集った彫刻家たちを紹介します。 【参考図書】 ロダン事典(淡交社)フランスロダン美術館監修 ▼お便り・アンケートフォームはこちら ⇨⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠...

Sep 22, 202428 minSeason 44Ep. 4

#44-3【ロダン編3】「地獄の門」から「考える人」が誕生! 生涯制作し続けた未完の大作

オーギュスト・ロダン編の第3回目は「地獄の門」やそこから生まれた「考える人」「接吻」などの作品を紹介します。 ロダン、パリに帰国/それでもまだ生活は豊かとは言えなかった/国立美術総局から門の制作を受注する/モチーフはイタリアの詩人ダンテの「神曲」/とりつかれたように制作に没頭/人物像は数え切れないほど増殖し、いくつもの台の上に並べられていた/国立美術総局から鋳造のGOサインが出るが、制作を続行/制作が楽しすぎたのかも/生涯をかけて手を入れ続ける 地獄の門の群像から生まれた「考える人」/オリジナルは高さ70センチほど/後に拡大制作された/発表された当初の題名は「詩人」/ダンテの頭の中をロダンなりに具現化した?/「接吻」「うずくまる女」「三つの影」など群像から独立した作品たち/次回は「カレーの市民」や「バルザック記念像」など、ロダンのモニュメント作品を紹介します。 【参考図書】 ロダン事典(淡交社)フランスロダン美術館監修 ▼お便り・アンケートフォームはこちら ⇨⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/tVTAUjro49a...

Sep 16, 202429 minSeason 44Ep. 3

#44-2【ロダン編2】青春ロダン、挫折と長い下積みを経て37歳でデビュー

オーギュスト・ロダン編の第2回目はロダンの生涯に入っていきます。フランスのパリに生まれた少年は幾度かの挫折を経て、それでもなお彫刻の道を選びました。 1840年パリに生まれる/父は警察署の下士官/姉のマリアと仲良し/読み書きは苦手だったが絵は得意な子/14歳で国立の素描専門学校に入学、塑像の楽しさに目覚めた/ミケランジェロに感化される/優秀な学生として表彰された 国立高等美術学校の入試に挑むが3度失敗/造形職人として働く/心の支え、姉マリアの死/私も修道士になる!と修道院に入る/修道長に諭されて、再び造形の道へ/24歳で生涯の伴侶と出会う/お針子ローズ・ブーレ/「鼻の潰れた男」をサロンに出展するが落選 まだまだ続く下積み時代/31歳でベルギーのブリュッセルへ出張/売れっ子彫刻家のカリエ=べルーズの助手を務める/35歳で「青銅時代」の制作に着手/念願のイタリア視察に向かう/少しずつ生活に余裕ができた 「人から型をとったのでは」と言われた実質的なデビュー作「青銅時代」/評価しにくい作品だった?/リベンジで作った「洗礼者ヨハネ」/政府から依頼を受ける作家へと出世していく 次回は「地獄の門」や...

Sep 09, 202430 minSeason 44Ep. 2

#44-1【ロダン編1】「考える人」の作者オーギュスト・ロダンはなぜ歴史に名を残せたのか? 西洋彫刻史をもとに紐解く

今回からロダンシリーズのはじまりです。「近代彫刻の父」と呼ばれ、「考える人」や「地獄の門」など数々の名作を残してきた彫刻家ロダン。彼のどこが革新的で、なぜ歴史に名前を残しているのでしょうか? 今回はざっくりと西洋彫刻史を紹介しながらその理由を紐解いていきます。 「考える人」の作者/紀元前の人だと思ってた/はじまりはギリシャ/西洋美術の基礎になった時代/サモトラレのニケやミロのヴィーナスが有名/プロポーションの理想化が追求された時代/老いや人間味も表現されたローマ時代/実は彩色されていた彫像もあった/彫刻は建物や空間を装飾するものだった 中世ヨーロッパ、ゴシック様式では不気味なプロポーションの彫像が登場/モチーフは神話や聖書の登場人物/ルネサンスで復活したギリシャの美/ミケランジェロのピエタやダビデ像、ドナテッロのダビデ像など傑作が誕生/とはいえモチーフは神話やキリスト教由来の人物、もしくは英雄や有力者が多かった 名もなき人を彫刻にしたロダン/人間の感情や生命力を表現しようとした/意外にも遅咲き、37歳まで下積みだった/次回は少年期〜下積み時代のロダンを紹介します。 ▼お便り・アンケート...

Sep 02, 202435 minSeason 44Ep. 1

#43 村上隆 もののけ 京都【美術鑑賞アーカイブ 202408】

京都・京セラ美術館で開催/日本では8年ぶりの大規模個展/制作しながら展示替えも行われる/来館したタイミングは8月上旬 村上隆とオタク文化/庵野カントクのオマージュに見るオタク文化/オマージュはサービスでありリスペクトでもある/引用された日本美術の名品/膨大な作業量/明細のように色分けされた輪郭線/総勢160人、24時間体制の4交代制のカイカイキキ/工房制は意外と珍しくない/村上さんが亡くなった後のカイカイキキはどうなるのか? 欲望とがっつり向き合ってきた作家/NFTアートやカードゲーム、モバイルゲームも手がける/欧米という強烈な渦に巻き込まれ、そのままではいられなかった哀愁/いずれ村上隆回、やりたいなぁ ▼お便り・アンケートフォームはこちら ⇨⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/tVTAUjro49aaMva99⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ▼Amazonのほしい物リスト(ご支援・サポートお待ちしています)⇨⁠⁠ ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://www.amazon.jp/hz/wishlist/ls/7UG...

Aug 26, 202434 minSeason 43Ep. 1

#42 目黒・庭園美術館と雅叙園【美術鑑賞アーカイブ202407】

目黒駅で「東京都庭園美術館」と「目黒雅叙園」に行ってきたので、感想トークをお送りします。 アールデコ様式で建てられた旧朝香宮邸/ルネ・ラリックがデザインした玄関ガラス/良い香りで客人を迎えた白磁のオブジェ/プラチナ片が混ぜ込まれた人工石材/全て手書きの壁紙/どこまでも上質/それでいて品がいい/お庭も広すぎる 日本初(?)の総合披露宴会場/都指定の有形文化財「百段階段」/壁から天井まで、日本画に埋め尽くされた空間/日光東照宮のような柱の彫刻/やりすぎなものを見ると人は膝から崩れ落ちる/デコトラのような、余白を嫌う装飾性/本館もすごいよ/トイレの中に橋があるよ ▼お便り・アンケートフォームはこちら ⇨⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/tVTAUjro49aaMva99⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ▼Amazonのほしい物リスト(ご支援・サポートお待ちしています)⇨⁠⁠ ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://www.amazon.jp/hz/wishlist/ls/7UGKPVNIBMTR?ref_=wl_share⁠⁠⁠⁠...

Aug 19, 202426 minSeason 42Ep. 1

【お盆休みの報告】来週からの進行について予告

アートのミームはお盆休みを1週いただきます。 来週からは ・目黒:庭園美術館と雅叙園 ・村上隆もののけ展 ・アーティストの生涯シリーズ:ロダン ・アーティストの生涯シリーズ:ムーミンの作者トーベ・ヤンソン を予定しています。 暑さと地震にはお気をつけて、良いお盆をお過ごし下さい。

Aug 12, 20243 min

#41-3 【ムンク編3】病からの解放、生きることに向き合い続けた画家ムンク

ムンクシリーズの最終回は、30歳から晩年までのムンクを一気に紹介します。長らく悩まされてきた病を克服したムンクは新境地を開拓し、生命力にあふれる作品を残していきました。 31歳で版画を手がける/繰り返し同じテーマを描くムンクと版画は相性が良かった/30代半ばで着実に評価を高め、パトロンも獲得していった/ファム・ファタル、多くの人が憧れた破滅的な恋/発砲事件を起こしたトゥラ・ラルセン/指の痛みと傷心から生み出された「地獄の自画像」 45歳でついに病から解放される/今の私はニコチンのないタバコ/退屈なおじさん/ノルウェー王室から勲章を得て、国民的な画家になる/希望に満ちた大作「太陽」/労働者や村を疾走する馬など日常的な主題も描くようになった/郊外のアトリエで自給自足の暮らし/67歳で目を患う/74歳、ナチスドイツにドイツ国内の作品を押収される/最晩年の作品「自画像、時計とベッドの間」/淡々と自身の旅立ちを描く/1944年80歳、ひとりで逝く・「私の芸術を通じて、私は、生きることとその意味を明らかにしようとした。同時にまた、私以外の人々が生きることの意味を理解できるよう、力になれればと思った...

Aug 05, 202452 minSeason 41Ep. 3

#41-2 【ムンク編2】傑作を次々と生み出した、「不安の時代」のムンク

ムンクの生涯を紹介するシリーズの第2回目は「叫び」「接吻」「生命のフリーズ」「マドンナ」などの代表作を生み出した「不安の時代」を紹介します。 ベルリンの展覧会が会期中に中止/印象主義とリアリズムに別れを告げた作品「春」/繰り返し描かれた溶け合うふたり「接吻」/病んでいることが美徳とされた「世紀末病」の時代/病弱な自分をどこかで誇りに思っていたかもしれない/連作でひとつの世界観を表す「生命のフリーズ」/臨終の時を描いた「病室での死」/性愛を表す「マドンナ」/あの世を描いたような「生命のダンス」 「叫び」の男は叫んでいない/叫びを聞いてひどく怯えている/当時ムンクは精神病と不眠症を抱えていた/画材を変えて4回描かれた「叫び」/自身を客観視できていた? 次回は病を克服したムンクを晩年まで一気に紹介します。 ▼お便り・アンケートフォームはこちら ⇨⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/tVTAUjro49aaMva99⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ▼Amazonのほしい物リスト(ご支援・サポートお待ちしています)⇨⁠⁠ ⁠⁠⁠⁠...

Jul 29, 202442 minSeason 41Ep. 2

#41-1 【ムンク編1】「叫び」だけじゃない、生と病と死に向き合った画家・ムンクの生涯

今回のテーマはムンク。彼の作品といえば、多くの人がポーズをマネしたであろう「叫び」が有名です。 幼少期に母と姉を亡くし、自身も病気に苦しんだ彼は、生・病・死と向き合い、乗り越えていった作家でした。第一回は幼少期から青年期のムンクを紹介します。 160年前のノルウェーに生まれたムンク/「叫び」だけじゃない/ゴッホに少し遅れて生まれ、マティスより少し早く生まれた/5人兄妹の長男/結核で母と姉を亡くしてしまう/叔母の影響で絵画に親しむ/結核・気管支炎・リューマチに精神病を抱えた病弱な体/18歳で王立美術工芸学校に入学 自由人のコミュニティ、クリスチャニア・ボエーム/仲間と過ごした青春時代/22歳でパリに滞在/精神的なデビュー作となった「病める子」/「それは私の芸術の突破口であった」/サン・クルー宣言「我々は呼吸し、感じ、苦しみ、愛する真の人間を描かなければならない」/人間の内面や生の実感を描く/不安定な時期の少女を描いた「思春期」/ムンクが何度も描いた不定形の暗い塊/次回は30代、「不安の時代」のムンクを紹介します ▼お便り・アンケートフォームはこちら ⇨⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠...

Jul 22, 202440 minSeason 41Ep. 1

京アニ事件、誰もが無敵の人になりうる世界で

京アニ事件から5年が経ったそうです。僕もとあるニュースを見かけました。当時、誰もが認めるベテランアニメーターが亡くなったそうです。そのニュースのコメント欄では被告に対してヘイトが集まっていました。今回のエピソードは、そのコメントを見ながら考えたことです。

Jul 18, 20247 min

#40 博物館は推せるうちに推せ!〜博物館の経営難と美術ファンにできること〜

国立科学博物館のクラウドファンディングが記憶に新しい昨今、規模の大小を問わず博物館の経営難が目立ってきています。 資料を保存するために、涙ぐましい努力を重ねている博物館も多いそうです。後世に残すべき資料を残せなくなるかもしれない状況で何ができるのか? 美術ファンの立場から考えてみました。 ▼お便り・アンケートフォームはこちら ⇨⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ⁠⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/tVTAUjro49aaMva99⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ▼Amazonのほしい物リスト(ご支援・サポートお待ちしています)⇨⁠⁠ ⁠⁠⁠⁠⁠https://www.amazon.jp/hz/wishlist/ls/7UGKPVNIBMTR?ref_=wl_share⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ▼ジングル音声:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ⁠⁠⁠⁠⁠音読さん⁠⁠⁠⁠⁠ ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ▼染谷昌宏のデザインブランド「sugata」⁠⁠⁠⁠⁠ ⁠⁠⁠⁠⁠https://www.someya-shouten.jp/⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ※美術ファン...

Jul 15, 202429 minSeason 40Ep. 1

#39 宇野亜喜良展、「イラストレーター」という言葉を世に広めた造形力の超人【美術鑑賞アーカイブ202406】

今回は2024年4月〜6月まで東京オペラシティアートギャラリーで開催されていた「宇野亜喜良展」について話します。 宇野亜喜良をご存知ですか?/物憂げな表情の女の子/約70年活躍するイラストレーター・グラフィックデザイナー/亀倉雄策・横尾忠則・和田誠・寺山修司など業界のレジェンドと仕事をしてきた/年表を見ると、活躍していない時期がない 10代のドローイングから抜群に上手い/劇画調の絵も描ける/絵本風の可愛い絵も描ける/男を描けば色気がムンムン/「宇野亜喜良 時代小説挿画集」と「ぼくはへいたろう」/仕事に応じて、求められるタッチを出せる人/これだけ描けたら楽しいだろな/立体も上手い造形力の超人/立体からドローイング、ポスターまで300点以上は展示されていた/NHK日曜美術館の「変容するイラストレーション 宇野亞喜良 」も良き/横尾忠則さんとの対談は仙人同士の会話のよう ▼お便り・アンケートフォームはこちら ⇨⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/tVTAUjro49aaMva99⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ▼Amazonのほしい物リス...

Jul 08, 202429 minSeason 39Ep. 1

#38-4 ラッセンとは何だったのか? 日本のアート業界から敬遠された3つの理由

「アートとアートでないものの境界線はどこにあるのか」をテーマにした、ラッセンシリーズの最終回です。なぜラッセンは大衆に受け入れられながら、日本のアート業界から敬遠されたのか、参考図書を読みながら考えた3つの理由を話します。 ハイアートとインテリアアート/美術の歴史や文脈を知らなくても楽しめるアート/同じスタイルをひたすら繰り返す/ラッセンは美術史への連なりを否定していた/血統がわかりにくいので、評価が難しかったのではないか 哲学や思想が読み取りにくい/近代以降の美術作品は作家の内面を発露するもの、とされていた/不気味なほど、どこまでも自己を模倣していくラッセン/インテリアアートは部屋に飾れる絵画でなければいけなかった/スーベニアアート(お土産)の文化の中で育ったラッセン/思想や哲学は邪魔だった 商業的に成功しすぎた/日本特有の清貧思想と相性が悪かった/バブルが弾けた後だから、セレブなライフスタイルに白けた人もいたのでは ラッセンは顧客のニーズに正直な作家だった/1990年代のラッセンは日本人の欲求を写す鏡だった?/何を買うかで自身を表現する時代/勉強をしなくても、気軽に楽しめる作品/自...

Jul 01, 202449 minSeason 38Ep. 4

#38-3 ラッセンの半生、絵を描いて売ることが自然な営みだった

「アートとアートでないものの境界線はどこにあるのか」をテーマにした、ラッセン回の3回目です。今回は、彼がどのような半生を歩んできたのか、子供時代から振り返っていきます。 カルフォルニア州メンドシーノに生まれる/「もう子供は産めませんよ」と言われてから生まれた末っ子/母を喜ばせようと絵を描き始める/11歳でハワイのマウイ島に移住/サーフィンにどハマり/12歳でギャラリーで絵を売る/15歳の時にはTシャツ会社に絵を売り込む/学校で絵を描き、夕方にギャラリーに持っていく日々/絵を描くことと売ることがセットになっていたのでは/高校卒業とともにプロサーファー兼マリンアーティストになる/20代はアスリートとして、サーフ専門誌の表紙にもなった/印象派のタッチも模倣していた 29歳で自身の会社を設立、アートに専念する/1989年には日本の代理店アールビバンと契約/日本に進出して商業的に成功/2000年代に「あんなものは芸術ではない」と批評される/2010年代にネタキャラ化/かき揚げを描き上げる/東日本大震災後チャリティのために来日/2010年代後半、資金難・逮捕/アールビバンがラッセンとの契約を終了/...

Jun 24, 202442 minSeason 38Ep. 3

#38-2 娯楽としての「美術」とラッセン、戦後の大衆はアートをどのように受容してきたのか?

「アートとアートでないものの境界線はどこにあるのか」をテーマにした、ラッセン回の2回目です。今回は、彼がどのような時代背景のなかで受容されてきたのかを探るため、1950年代から1990年代までの日本美術の歴史をざっくりと振り返ります。 版画・ポスター・おもちゃ・パチンコなど、様々な形で受容されてきたラッセン/ラッセンという様式とプロダクト/娯楽としての「美術」/はじまりは1950年代の百貨店/買い物のついでにアート鑑賞/1970年代には都心の百貨店が館内に美術館を設置 戦後日本ではどのようなアートムーブメントがあったのか?/1950年代末の反芸術/1960年代のもの派/ニューペインティングなど、様々な作家が活躍した1980年代/ハイアートとインテリアアート/ラッセンとヒロヤマガタ/バブル、「何を買うか」で自身を表現する時代/「エウリアン」という販売方法/お金が余っていた時代/放っておいても誰かがラッセンのポジションについていたかもしれない ▼今回の参考図書 ・ ⁠評伝クリスチャン・ラッセン 日本に愛された画家⁠ (中央公論新社/原田裕規[著]) ・ ⁠ラッセンとは何だったのか? 消費と...

Jun 17, 202447 minSeason 38Ep. 2

#38-1 アートとアートでないものの境界線、ラッセンとは何だったのか?

マリンアートの作家として知られるクリスチャン・リース・ラッセン。1990年代に活躍した彼は、大衆からは快く受け入れられ(あるいは消費され)、美術業界からは忌みもののように扱われました。 同じアートと言われているのに、一方では賞賛され、他方では「あんなものはアートではない」と言われたラッセン。この落差はなぜ生じたのでしょうか? もしかしたら、ラッセンを観察することで、アートとアートでないものの境界線が見えてくるのではないか。ということで「アートとアートでないものの境界線はどこにあるのか」をテーマにラッセン回をはじめます。 思い出せば、あんなとこ、こんなとこにラッセンが/アート界隈で「ラッセンが好き」と言おうものなら、変わった人として扱われた/他方で、アートファンを含めなければ、マティスやブランクーシよりも知名度が高い気がする/タブーなのにタブーじゃない、この歪みはなんだ? 今回参照させてもらった原田裕規さんの著書/美容師さんに言われた「ラッセンお好きなんですか?」/アートファンでない美容師さんが知っていたのは、ピカソとダヴィンチとムンクとラッセン/ナワバリが違えば守備範囲も違う 今回は全...

Jun 10, 202420 minSeason 31Ep. 1

#37 ブランクーシをご存知か? 語彙力が下がる気持ちいい彫刻

アーティゾン美術感で開催している「 ブランクーシ 本質を象る 」を見に行ってきました。 ルーマニア出身の彫刻家/「考える人」のロダンの次の世代/ピカソやマティスと同世代の彫刻家/アフリカ美術から強い影響を受ける/抽象化を突き詰めた、目に気持ちいい彫刻/これだけの作品数が集まるのは貴重な機会/磨き上げられたツヤツヤピカピカの作品/フランスのぽんぴドゥセンターやニューヨークのMoMAに収蔵された作家/代表作の「鳥」と「魚」/ずっと会場にいたかった/コレクション展も近代彫刻がテーマになっていたので必見/2024年7月7日まで開催中 ▼お便り・アンケートフォームはこちら ⇨⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ https://forms.gle/tVTAUjro49aaMva99⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ▼Amazonのほしい物リスト(ご支援・サポートお待ちしています)⇨⁠⁠ https://www.amazon.jp/hz/wishlist/ls/7UGKPVNIBMTR?ref_=wl_share⁠⁠ ▼ジングル音声:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ 音読さん ⁠⁠⁠...

Jun 03, 202418 minSeason 37Ep. 1

#36 横浜トリエンナーレに行ったらめっちゃへこんだ理由、見ないようにしていただけで確かにそこにあったもの

第8回横浜トリエンナーレ「野草:いま、ここで生きてる」に行って来たので、感想を話します。 美学、難しかったですね/近代以前の美的感覚に引きずられているよね/「クリエイター」と呼ばれるのが気恥ずかしいい 横トリに行ってきました/3年に1度のアートの祭典/横浜トリエンナーレは今回で8回目/野草のように逆境に屈しない作品がテーマ/環境破壊・経済格差・不寛容/行ってみたらグッタリした/お祭り気分で行かない方がいい/全体的にテーマが重い 世界のどこかで起きている、見たくないもの、意識したくないものを見せてくれた/明らかに空気が冷たい部屋があった/横トリはテーマパークではない/商業施設「Mark is」との落差/見ないようにしていただけで、そこに確かにあったもの/野草のように屈しない姿勢に勇気がもらえる、かも/よく眠って健康な時に行こう ▼お便り・アンケートフォームはこちら ⇨⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ https://forms.gle/tVTAUjro49aaMva99⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ▼Amazonのほしい物リスト(ご支援・サポートお待ちしています)⇨ ⁠⁠https...

May 27, 202430 minSeason 36Ep. 1

#35-4 【近代美学入門 その4】美はモノに宿るのか?人の心に発生するものなのか? 西洋の「美」の変遷

「美学」がテーマの本シリーズ。井奥陽子さんの『近代美学入門(ちくま新書)』をもとに「アート」や「美術」といった概念の変遷を追っていきます。第4回目は「美」という概念の変遷を紹介します。 「美は人の心の中に存在する」と考えた「主観主義美学」/「美は物の中に宿る」と考えた「客観主義美学」/2000年ほど主流だった「客観主義美学」/道徳的な美しさが含まれた古代ギリシャの「カロス」という概念/マジカロス/ピタゴラスは美しさも数で表すことができると考えた/プラトンは「神は世界を想像する時に数学(幾何学)を使った」と考えた/美しさは比率で表現できる、プロポーション理論/レオナルドダヴィンチも描いた「ウィルトルウィウス人体図」 なぜ客観は主観にシェアを奪われたのか?/科学革命が「美は物の中に宿る」という価値観を育んだ/あれ?宗教の教えと現実が違うぞ/イマヌエル・カントが定義した近代的美学/美は目的や道徳から解放された/美の自律性/美は道徳や政治や社会のルールからは自由であるべきだ/芸術至上主義/僕らはいまだに近代以前のモノサシに影響されている/現代美術に古典的な美を求めると、その欲求は満たされないか...

May 20, 202452 minSeason 35Ep. 4

#35-3【近代美学入門 その3】「クリエイター」は人に使う言葉ではなかった、「芸術家」という概念はどのように生まれたのか?

「美学」がテーマの本シリーズ。井奥陽子さんの『近代美学入門(ちくま新書)』をもとに「アート」や「美術」という概念の変遷を追っていきます。 第三回目の今回は、「芸術家」という概念が生まれた経緯を紹介します。 18世紀以前、「芸術家」という概念はなかった/世界の創造主に使われてきた言葉が、芸術家にも使われるようになった/「ジーニアス(天才)」「クリエイション(創造)」「オリジナリティ(独創的)」は人間に使われる言葉ではなかった/古来、美術品を作っていたのは職人だった/ほとんどが発注仕事/集団で作品を作っていた/「神のごとき」と讃えられたミケランジェロ/アカデミーの成立や市民革命など、美術を取り巻く社会の変化が「芸術家」を生み出した/17世紀末に生まれた「天才」という概念/「理論や技術では再現できないものこそ価値がある」という思い込み ▼今回紹介した『近代美学入門(ちくま新書)』はこちら ⁠⁠https://amzn.asia/d/6U1l0Lh⁠ ▼お便り・アンケートフォームはこちら ⇨⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/tVTAUjro49aaM...

May 13, 202444 minSeason 35Ep. 3

#35-2 【近代美学入門 その2】アートはいつから「美術」を指す言葉になったのか?

「美学」がテーマの本シリーズ。井奥陽子さんの『近代美学入門(ちくま新書)』をもとに「アート」や「美術」という概念の変遷を追っていきます。 第二回目の今回は、アートはいつから「美術」を指す言葉になったのか? をテーマに、アートという言葉の変遷を紹介します。 まずは第一回のおさらいから/自由なアートと機械的なアートは、それぞれの時代で変化してきた/新旧論争が変えた「自由なアート」/「機械的なアート」を変えた、社会構造の変化 シャルル・バトゥーの「同一の原理に還元された美しい諸技術」/バトゥーが論じた3つの技術/18世紀末にようやく、「アート」というだけで「美術」を指すようになった/18世紀のアートと現代のアートは異なるもの/私たちは無意識のうちに近代的な芸術の概念を前提にしている/無意識に西洋を中心に考えている/次回は「芸術家」という概念の変化を紹介します ▼今回紹介した『近代美学入門(ちくま新書)』はこちら ⁠https://amzn.asia/d/6U1l0Lh⁠ ▼お便り・アンケートフォームはこちら ⇨⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ⁠⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/tVT...

May 06, 202451 minSeason 35Ep. 2
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