NHKポッドキャスター 吉永智也支局長に聞きます吉永さんよろしくお願いしますよろしくお願いしますインフレといえば日本でも話題に上がるようになっていますがこのアルゼンチンの超インフレ どういう状態だったんでしょうかまだ去年4月のデータなんですが前の年との比較で物価が3.9倍になる状態でした日本に例えますと 100円のおにぎりが1年後に390円になるということなんです物価が3.9倍日本での感覚からするとなかなか想像できないインフレですがこれ今 どれくらい抑制されてきているんでしょうか今年の1月の時点では物価の上昇が前の年との比較で1.8倍余りになりましたもちろんまだまだ高い状態なんですが
生育児と比べますと鈍化してきていまして地元の人たちの話を聞くと価格が比較的安定するようになったとか頻繁に値上げをする必要がなくなったという意見を聞きました これインフレ解消のために政府はどんな対応したんでしょうかはいアルゼンチンはその過激な発言からアルゼンチンのトランプとも呼ばれるミレー大統領が率いています その未冷製品がスタートしてすぐに取り組んだのが通貨ペソの切り下げです。アルゼンチンでは長い間通貨安が続き、これがインフレの要因の一つとなってきました。政府は通貨安を防ごうと、 ドルへの了解を制限してきたんですが地元の人たちは手相を持っていても価値がめびりすると見切りをしてまして給料を受け取ると非公式なレートですぐにドルに了解する人が多かったんです この非公式レートなんですけども高低レートよりも大幅に安くそれが圧力となって通過圧をもたらす悪循環に陥っていましたところが高低レートの切り去りによって 非公式レートとの隔たりが縮まる傾向になりましたそうしますとインフレも徐々に落ち着く傾向になっていったんですなるほど
通常は通貨の切り下げをするとその通貨の価値が下がってしまって逆にインフレになってしまいそうですがアルゼンチンの特殊事情というのがあったんですねこれ他にも対策は取られたんでしょうかはい もう一つはチェーンソーと呼ばれる国家の縮小政策です1年間で国家公務員など3万5000人以上削減するなど財政支出を減らしましたその結果 2024年には2010年以来初めてとなる財政黒字も実現できたんですと聞いてますとうまくいくようにも聞こえますが課題はどうでしょうかはい まずはこのインフレの抑え込みを今後も続けることができるかどうかですそして国家の縮小政策という状況の中でも成長を実現できるかということにかかっていると思います バルゼンチンは今年後半に議会選挙が予定されています選挙でミレー大統領を率いる与党勢力がどの程度議席を獲得できるかがポイントになりそうです アルゼンチンのインフレの現状についてサンパウロ市局の吉永智也市局長でした