すごい進化ラジオ - podcast cover

すごい進化ラジオ

鈴木 紀之(昆虫生態学者)podcasters.spotify.com
自然や生き物が好き! 進化の不思議をもっと知りたい! というみなさんへ.....大学の先生とお勉強中の学生がお届けする、サイエンス・エデュケーション・エンターテイメントなポッドキャスト番組にようこそ!生物は暗記科目でつまらん😐てな方にも、研究や科学のほんとのおもしろさをお伝えできればと思っています😋 生態学・進化学・昆虫学 / Ecology, Evolution, Entomology 🐞🦋🐝🌿🌼 鈴木紀之(高知大学・農林海洋科学部・准教授)
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Episodes

【文明崩壊#09】アンナ・カレーニナの法則とシマウマが家畜にならなかったワケ

ほとんどの野生動物は家畜になれなかった/アフリカの人々がシマウマを乗りこなすことはなかったのはなぜか/「幸福な家庭はどれも似たものだが、不幸な家庭はみなそれぞれに不幸である」/つまり、成功にすべての要素が必要なとき、失敗の原因は多様となる/アンナ・カレーニナの法則を家畜化の理解に応用/エサ、成長速度、繁殖、性格などがすべてクリアされなければならない/シマウマの問題はただ気性が荒いだけ/実験動物(モデル生物)にもアンナ・カレーニナの法則/そして研究プロジェクトの成否も。 朗読した部分は以下の文献を元に一部省略・改変しています:『銃・病原菌・鉄』ジャレド・ダイアモンド著、倉骨彰訳 ■ 出演 鈴木 紀之(高知大学・農林海洋科学部・准教授) Twitter Instagram ・泉 淳稀(大学院生) ■ 編集協力 泉 北斗 website ■ 著書 すごい進化 中公新書・ 『博士の愛したジミな昆虫』 岩波ジュニア新書...

Jul 08, 202225 minSeason 8Ep. 9

【文明崩壊#08】家畜化と感染症:『銃・病原菌・鉄』をざっくりと

ジャレド・ダイアモンドも家畜と栽培作物の品種改良を研究/ダーウィンの「無意識の選抜」を復習/野生植物の「リスクヘッジ」がいつの間にかに消失/『銃・病原菌・“馬”』の内容をざっくりと/ユーラシア大陸は東西に長く、広い/作物は日長と温度が似ている東西へ伝播した/人口が増えた社会では家畜からの感染症が流行し、免疫が獲得されていった/そうでない集団と出会ったとき、何が起こったか。 言い間違いの訂正:4:47あたり(誤)「人為選択(淘汰)」→(正)「自然選択(淘汰)」 朗読した部分は以下の文献を元に一部省略・改変しています:『銃・病原菌・鉄』ジャレド・ダイアモンド著、倉骨彰訳 ■ 出演 鈴木 紀之(高知大学・農林海洋科学部・准教授) Twitter Instagram ・泉 淳稀(大学院生) ■ 編集協力 泉 北斗 website ■ 著書 すごい進化 中公新書・ 『博士の愛したジミな昆虫』 岩波ジュニア新書...

Jul 01, 202230 minSeason 8Ep. 8

【番外編】子どもは生き物の進化や地球の歴史をどう認識しているか? インタビュー

子どもはどこからか知識を得て、まるで生まれつき知っていたかのように、地球が丸いことを受け入れている。そしてサルからヒトが生まれたことも。一方で、進化のメカニズムについては想像すらできない。神様が生き物を作ったとしたら、その神様はだれが作った? 地球の年齢はどのくらい? ネイティブ土佐弁とともにお楽しみください。 ■ 出演 鈴木 紀之(高知大学・農林海洋科学部・准教授) Twitter Instagram ・泉 淳稀(大学院生) ■ 編集協力 泉 北斗 website ■ 著書 すごい進化 中公新書・ 『博士の愛したジミな昆虫』 岩波ジュニア新書...

Jun 24, 202217 min

【文明崩壊#07】ハイチとドミニカ、ひとつの島でふたつの歴史

感想やお便りをお待ちしております! スマホでSpotifyをお聴きの方はこのエピソードのQ&A欄からぜひご投稿ください。 欅坂46「アンビバレント」とアイドルグループの動的平衡/ドミニカではなくドミニカ共和国/多くのメジャーリーガー/タヒチではなくハイチ/映画「ミラクルバナナ」/ひとつの島でふたつの国が生まれた経緯/極悪な独裁者が過激な森林保護/人生も歴史も一貫性を保つように進むわけではない/大規模な比較も詳細なケーススタディも、どちらも大事。 朗読した部分は以下の文献を元に一部省略・改変しています:『歴史は実験できるのか』ジャレド・ダイアモンド、ジェイムズ・ロビンソン編著、小坂恵理訳 ■ 出演 鈴木 紀之(高知大学・農林海洋科学部・准教授) Twitter Instagram ・泉 淳稀(大学院生) ■ 編集協力 泉 北斗 website ■ 著書 すごい進化 中公新書・ 『博士の愛したジミな昆虫』 岩波ジュニア新書...

Jun 17, 202232 minSeason 8Ep. 7

【文明崩壊#06】バウンティ号の反乱とポリネシアの比較研究 〜パンノキの苗は海に消えた〜

太平洋の島々の「文明崩壊」を比較研究/島の面積が小さいほど、大陸からの距離が遠いほど、森林破壊は進行する/「歩くにはこの世で最悪の場所」マカテアが森を守った/江戸時代に森林が守られた環境的・政治的な要因/映画化されたバウンティ号の反乱/楽園タヒチとパンノキの味/辺境のピトケアン島での文明崩壊/人々が愚かで先見性が無かったわけではなく、森林破壊のリスクという悲運を背負っていた。 朗読した部分は以下の文献を元に一部省略・改変しています:『文明崩壊』ジャレド・ダイアモンド著、楡井浩一訳 ■ 出演 鈴木 紀之(高知大学・農林海洋科学部・准教授) Twitter Instagram ・泉 淳稀(大学院生) ■ 編集協力 泉 北斗 website ■ 著書 すごい進化 中公新書・ 『博士の愛したジミな昆虫』 岩波ジュニア新書...

Jun 10, 202237 minSeason 8Ep. 6

【文明崩壊#05】イースター島のモアイ像はハンディキャップシグナル?!

島の生物地理学の平衡理論によると、生物は絶滅してもよい? 「進化リテラシー」の問題/ひとつの大きい面積の自然保護区がよいか、複数の小さい面積の自然保護区がよいか?/ダイアモンドとシンバーロフがここでも大論争/カヌーを持たないイースター島の先住民たちはどうやって島に渡った?/なぜモアイ像は作られ、そして破壊されたのか?/「無駄な」建造物はハンディキャップ理論で説明できる?/秀吉の大阪城と黄金の茶室、長宗我部元親の服従/イースター島における文明崩壊 朗読した部分は以下の文献を元に一部省略・改変しています:『文明崩壊』ジャレド・ダイアモンド著、楡井浩一訳 /『夏草の賦』司馬遼太郎著 参考にしたウェブサイト:「 むしのみち 」(島嶼生物地理学の理論を保全へ応用:SLOSS 論争とは) ■ 出演 鈴木 紀之(高知大学・農林海洋科学部・准教授) Twitter Instagram ・泉 淳稀(大学院生) ■ 編集協力 泉 北斗 website ■ 著書 すごい進化 中公新書・ 『博士の愛したジミな昆虫』 岩波ジュニア新書...

Jun 03, 202235 minSeason 8Ep. 5

【文明崩壊#04】マングローブの虫たちを根絶して"動的平衡"を証明した実験

島の生物地理学の理論を検証したふたつの歴史的な研究。ひとつ目は、ジャレド・ダイアモンドによる、カリフォルニア沖の島々に生息する鳥を対象にした解析。50年前の調査結果と比較することで、島によっては半分くらいの種類が入れ替わったことが明らかになりました。ふたつ目は、ウィルソンとシンバーロフによる、フロリダのマングローブに生息する節足動物を対象にした実験。今では実行できないような豪快な方法で、「動的平衡」を実証しました。 参考にした論文:Diamond JM (1969) Avifaunal equilibria and species turnover rates on the Channel Islands of California. PNAS 64, 57-63. ■ 出演 鈴木 紀之(高知大学・農林海洋科学部・准教授) Twitter Instagram ・泉 淳稀(大学院生) ■ 編集協力 泉 北斗 website ■ 著書 すごい進化 中公新書・ 『博士の愛したジミな昆虫』 岩波ジュニア新書...

May 27, 202224 minSeason 8Ep. 4

【文明崩壊#03】「島の生物地理学」はアンビバレントな理論

分子生物学が興隆した1960年代、アリ研究者のウィルソンとカリスマ理論家のマッカーサーが最強タッグを組み、「島の生物地理学の理論」が爆誕。この理論は、経済システムで需要と供給の関係から均衡価格が決まるように、島の面積や位置に応じた絶滅と移入の関係から生息できる種数が決まることを予測しました。島で鳥の調査をしていたジャレド・ダイアモンドも大きな影響を受けます。とはいえ、ニッチや競争をベースとする従来の自然観と、それとは対照的に「どの種類にも優劣はない」ことを仮定する島の生物地理学の枠組みは、研究者個人の中でどのように共存していたのでしょうか。早世したマッカーサーが若きダイヤモンドに託したアンビバレントな理論のエモい科学史! 参考にした論文:Wilson EO (2010) Island Biogeography in the 1960s. Losos JB & Ricklefs RE (eds) The Theory of Island Biogeography Revisited. Princeton University Press ■ 出演 鈴木 紀之(高知大学・農林海洋科...

May 20, 202237 minSeason 8Ep. 3

【文明崩壊#02】島の鳥の"市松模様分布"で大論争! チェッカーボード分布の提唱

パプアニューギニアの周辺の島々で鳥を調査したダイアモンドは、近縁な種類どうしは同じ島に生息していないというパターンを発見し、「チェッカーボード分布」と名付けました。これは、島に分布する生物のメンバーが競争によって規定されるという生態学者の信念を具体的な形にしたアイデアでした。ところが、観察されたチェッカーボード分布は競争を仮定しなくてもランダムな移入だけで説明しうるという意見が出てきます。若き日のダイアモンドは、生態学の根幹である競争についての大論争で中心的な人物となったのでした。 参考にした論文:Diamond JM (1973) Distributional ecology of New Guinea birds: Recent ecological and biogeographical theories can be tested on the bird communities of New Guinea. Science 179, 759-769. ■ 出演 鈴木 紀之(高知大学・農林海洋科学部・准教授) Twitter Instagram ・泉 淳稀(大学院生) ■ 編集協...

May 13, 202221 minSeason 8Ep. 2

【文明崩壊#01】パプアの先住民と欧米の科学者は鳥をどう名付けたか?

新シーズンのテーマは文明崩壊!『銃・病原菌・鉄』の著者であるジャレド・ダイアモンドはもともと一流の生物学者でした。現代の知の巨人として知られる彼が鳥類の生態学者として解明したこと、そしてそのアプローチを人類の栄枯盛衰の理解に応用したことについて紹介していきます。 今回のエピソードは、パプアニューギニアでのフィールドワークから生まれた、生物学と言語学が融合した研究について。現地の人々がどのように鳥や蝶を名付けていたのか、それが西欧の分類学の体系とどのように関係しているのか。ダイアモンドの分野横断的なアプローチが光る研究です。 参考にした論文: Diamond JM (1966) Zoological classification system of a primitive people. Science 151, 1102-1104. ■ 出演 鈴木 紀之(高知大学・農林海洋科学部・准教授) Twitter Instagram ・泉 淳稀(大学院生) ■ 編集協力 泉 北斗 website ■ 著書 すごい進化 中公新書・ 『博士の愛したジミな昆虫』 岩波ジュニア新書...

May 06, 202235 minSeason 8Ep. 1

【告知】次回からSpotify独占配信!次なる目標は"進化リテラシー"(すごい進化ラジオ)

【重要なお知らせ】いつも視聴していただきありがとうございます。次回から「すごい進化ラジオ」はSpotify独占配信となります! 新しいエピソードはSpotifyのみから公開されるようになりますので、今後はSpotifyから「すごい進化ラジオ」をお楽しみください。スマホ・パソコンから無料で視聴できます。引き続きよろしくお願いします。 「すごい進化ラジオ」は大学のオンライン授業のコンテンツとして制作してきました。今後も、生き物の生態や進化のふしぎに興味のあるリスナーのみなさんを対象に、専門的な内容を分かりやすく伝えていきたいと思っています。「すごい進化ラジオ」を楽しみながら聴いているうちに、私たち一人ひとりが現代社会を生き抜く上で必要な、環境問題や生物多様性についての知識や考え方、すなわち「進化リテラシー」が育っていけばと願っています。 ■ 出演 鈴木 紀之(高知大学・農林海洋科学部・准教授) Twitter Instagram ・泉 淳稀(大学院生) ■ 編集協力 泉 北斗 website ■ 著書 すごい進化 中公新書・ 『博士の愛したジミな昆虫』 岩波ジュニア新書...

Apr 28, 202230 min

【特別編】ポケモン GOで生物多様性とプログラミングの教育(すごい進化ラジオ)

【重要なお知らせ】5月から「すごい進化ラジオ」のSpotify独占配信がスタートします! 新しいエピソードはSpotifyのみから公開されるようになりますので、今後はSpotifyから「すごい進化ラジオ」をお楽しみください。スマホ・パソコンから無料で視聴できます。 今回のエピソードでは、大学の授業で実践している、ポケモン GOを使った生態学教育について紹介します。「ポケモンの多様性」を対象とすることで、時期や場所を選ばずに、誰もが楽しみながら生態学の解析を練習することができます。多様性を解析するためには、生態学の分野で普及しているプログラミング環境のRを使います。データの集計や整形、作図から統計まで、データサイエンスの基礎を楽しみながら学ぶことができます。 ■ 出演 鈴木 紀之(高知大学・農林海洋科学部・准教授) Twitter Instagram ・泉 淳稀(大学院生) ■ 編集協力 泉 北斗 website ■ 著書 すごい進化 中公新書・ 『博士の愛したジミな昆虫』 岩波ジュニア新書...

Apr 21, 202232 min

【ダーウィン#08】『家畜と栽培植物の変異』に見る"農学者ダーウィン"の執念(#すごい進化ラジオ)

【重要なお知らせ】5月から「すごい進化ラジオ」のSpotify独占配信がスタートします! 新しいエピソードはSpotifyのみから公開されるようになりますので、今後はSpotifyから「すごい進化ラジオ」をお楽しみください。スマホ・パソコンから無料で視聴できます。 『種の起源』の第1章ではハトを中心に品種改良についての説明があり、その他の家畜や作物についてはわずかに触れられているにすぎません。しかし、その後に出版された『家畜と栽培植物の変異』は、それだけで『種の起源』の2倍にもなるボリュームで、網羅的・徹底的に進化の証拠を探っていきます。イヌ、ネコ、ブタ、ウシ、ウマ、ヒツジ、ヤギ、ウサギ、ニワトリ、カモ、小麦、トウモロコシ、キャベツ、エンドウ、大豆、ジャガイモ、ブドウ、リンゴ、モモ、スモモ、イチゴ、バラ、パンジー。農学者としてのダーウィンの執念が結実したといえるでしょう。 12:44 訂正(言い間違い)誤:脳みそが大きい → 正:脳みそが小さい ■ 出演 鈴木 紀之(高知大学・農林海洋科学部・准教授) Twitter Instagram ・泉 淳稀(大学院生) ■ 編集協力 泉 北斗 ...

Apr 14, 202227 minSeason 7Ep. 8

【ダーウィン#07】ハトを狙い撃ち! 人為選抜は進化のアナロジー(#すごい進化ラジオ)

【重要なお知らせ】5月から「すごい進化ラジオ」のSpotify独占配信がスタートします! 新しいエピソードはSpotifyのみから公開されるようになりますので、今後はSpotifyから「すごい進化ラジオ」をお楽しみください。スマホ・パソコンから無料で視聴できます。 自然界での進化を論証するためにダーウィンが用いたのは、飼育されている家畜や栽培されている作物に見られる品種改良でした。人間にとって有用な形質を選び、その変異を少しずつ蓄積させていくという「人為選抜」のプロセスが、進化のアナロジーになっていたからです。さまざまな動植物の中でも、ダーウィンが自分で実験をして詳細に議論したのは、鑑賞用のハトでした。なぜハトを選んだのか。それは、「単一の野生種からさまざまな品種へと分化した」という仮説を検証するのにもっとも適した対象だったからです。労働者階級の安酒場に出かけてブリーダー(育種家)たちと交流したエピソードなども合わせてどうぞ。 ■ 出演 鈴木 紀之(高知大学・農林海洋科学部・准教授) Twitter Instagram ・泉 淳稀(大学院生) ■ 編集協力 泉 北斗 website ■...

Apr 07, 202231 minSeason 7Ep. 7

【番外編#09】Spotify NEXT クリエイター賞を受賞! JAPAN PODCAST AWARD 2021(#すごい進化ラジオ)

「すごい進化ラジオ」がJAPAN PODCAST AWARDS 2021にてSpotify NEXT クリエイター賞を受賞しました! https://japanpodcastawards.com 授賞式の様子(ニッポン放送TV【公式】) https://youtu.be/m_DL2Fyy8JM?t=5774 プレイリスト 第3回JAPAN PODCAST AWARDS受賞&ノミネート作品 https://open.spotify.com/playlist/37i9dQZF1DX7i7qMljf5lG いろんなマンガの魅力をワイワイ語るラジオ「マンガ760」はこちらから! https://open.spotify.com/show/2CFEq0rOjGzrNVIcymdQFp?si=1b7112e54a0343c1 (エピソード中では番組名を言い間違えてしまいました。ここに訂正させていただきます。) 【重要なお知らせ】2022年5月より「すごい進化ラジオ」のSpotify独占配信が始まります!新しいエピソードはSpotifyでのみ配信されるようになります。そのため、YouTube...

Mar 31, 202222 min

【ダーウィン#06】フジツボ時代:分類学は進化論へのライセンス(#すごい進化ラジオ)

JAPAN PODCAST AWARD 2021 にて「Spotify NEXT クリエイター賞」を受賞! https://www.japanpodcastawards.com/index.html 種の起源という大問題に挑むためにはまず、「種とは何たるか」という分類学の研究をする必要があるのではないか–そう感じたダーウィンは、フジツボの仲間すべてを網羅的に分類し、新種を記載していきます。半年で終わるかと思った仕事は八年にもおよび、千ページを超える大作に結実します。フジツボの地理変異から「性表現」まで、ダーウィン優れた観察眼について紹介していきます。 ■ 出演 鈴木 紀之(高知大学・農林海洋科学部・准教授) Twitter Instagram ・泉 淳稀(大学院生) ■ 編集協力 泉 北斗 website ■ 著書 すごい進化 中公新書・ 『博士の愛したジミな昆虫』 岩波ジュニア新書...

Mar 24, 202234 minSeason 7Ep. 6

【ダーウィン#05】逆張りの沈降説:サンゴ礁の成り立ちを統一的に説明したエレガントな理論(#すごい進化ラジオ)

JAPAN PODCAST AWARD 2021にて、「すごい進化ラジオ」が「Spotify NEXT クリエイター賞」を受賞しました! https://www.japanpodcastawards.com/index.html 当時の地質学者たちは、海底火山の隆起によって環礁ができあがると考えていました。逆にダーウィンは、大地の沈降こそが重要だと思いつきました。世界に分布するさまざまな形のサンゴ礁の成り立ちを統一的に説明したエレガントな理論。現代ではその正しさが証明され、進化論に匹敵するほどの科学的発見として評価されています。 紹介した訳文については、以下の文献をもとにして一部アレンジしています。 『新訳 ビーグル号航海記 下』荒俣宏訳 ■ 出演 鈴木 紀之(高知大学・農林海洋科学部・准教授) Twitter Instagram ・泉 淳稀(大学院生) ■ 編集協力 泉 北斗 website ■ 著書 すごい進化 中公新書・ 『博士の愛したジミな昆虫』 岩波ジュニア新書...

Mar 17, 202227 minSeason 7Ep. 5

【ダーウィン#04】サンゴと波のせめぎ合い:生物学と地質学が出会うとき(#すごい進化ラジオ)

ガラパゴス諸島、ニュージーランド、オーストラリアを経て、ビーグル号はスマトラ島沖の「環礁(アトール)」に立ち寄ります。大洋のただなかになぜ不思議な地形をしたサンゴ礁があるのか。この謎に対して、ダーウィンは海産無脊椎動物への造詣と地質学者としての洞察をもって挑みます。まずは褐虫藻との共生をはじめとしたサンゴの生態について学んでいきましょう。 紹介した訳文については、以下の文献をもとにして一部アレンジしています。 『新訳 ビーグル号航海記 下』荒俣宏訳 ■ 出演 鈴木 紀之(高知大学・農林海洋科学部・准教授) Twitter Instagram ・泉 淳稀(大学院生) ■ 編集協力 泉 北斗 website ■ 著書 すごい進化 中公新書・ 『博士の愛したジミな昆虫』 岩波ジュニア新書...

Mar 10, 202226 minSeason 7Ep. 4

【ダーウィン#03】オオカミはどこからどうやって島へ渡ったのか? 「古代DNA」が解き明かした進化のミステリー(#すごい進化ラジオ)

ビーグル号が訪れたフォークランド諸島では、オオカミに似たイヌ科の動物が生息していましたが、ダーウィンが観察してからほどなくして絶滅しました。南アメリカ大陸から500km近くも離れたこの島に、どのようにして哺乳類が渡ってきたのか。また、南アメリカ大陸には類縁の種類が生息していないので、そもそもどこからやってきたのかも謎でした。ダーウィンが書き残したこの科学ミステリーは、最先端のテクノロジー「古代DNA」や考古学的な調査によって解き明かされつつあります。ダーウィンと現代の研究者をつなぐ成果について紹介します。 紹介した研究成果はこちら: Austin et al. (2013) The origins of the enigmatic Falkland Islands wolf. Nature Communications 4, 1-7. Hamley et al. (2021) Evidence of prehistoric human activity in the Falkland Islands. Science advances 7, eabh3803. ■ 出演 鈴木 紀之(高...

Mar 03, 202218 minSeason 7Ep. 3

【ダーウィン#02】アルマジロとナマケモノの化石にみた種の絶滅と変化(#すごい進化ラジオ)

アルゼンチンやウルグアイでは化石を探し求めたダーウィン。絶滅した巨大なナマケモノや、現生のものよりも大きなアルマジロ、南アメリカ大陸ではそれまで知られていなかった馬の化石を発見します。これらから、「地球の歴史は数千年」で「種は不変である」というキリスト教をベースとしたパラダイムに疑問を抱くようになります。レアは場所によって、アルマジロは時間によって、種が変わる—こうして、進化論のアイデアが醸成されていきました。 ■ 出演 鈴木 紀之(高知大学・農林海洋科学部・准教授) Twitter Instagram ・泉 淳稀(大学院生) ■ 編集協力 泉 北斗 website ■ 著書 すごい進化 中公新書・ 『博士の愛したジミな昆虫』 岩波ジュニア新書...

Feb 24, 202217 minSeason 7Ep. 2

【ダーウィン#01】パタゴニアのダチョウが進化論のヒントに!「レア」な新種を平らげてしまったエピソード(#すごい進化ラジオ)

新シーズンはダーウィン! 進化論のヒントとなったさまざまな体験や知られざるエピソード、そして進化論にとどまらない、ダーウィンの偉大な功績について紹介していきます。 今回のエピソードは、南アメリカ大陸の草原に生息する「レア」というダチョウに似た鳥について。生物の種類が地域によって変わること。この分布パターンを目のあたりにしたダーウィンは、「神が創造した生物は不変である」という当時のパラダイムに挑むことになります。ガラパゴスのフィンチよりも、パタゴニアのレアのほうが先に強烈なインパクトを与えたのでした。 訂正)21:59「南のほうの種類」->「北のほうの種類」 ■ 出演 鈴木 紀之(高知大学・農林海洋科学部・准教授) Twitter Instagram ・泉 淳稀(大学院生) ■ 編集協力 泉 北斗 website ■ 著書 すごい進化 中公新書・ 『博士の愛したジミな昆虫』 岩波ジュニア新書...

Feb 17, 202226 minSeason 7Ep. 1

【番外編#08】ダーウィンの本を執筆中:ポッドキャスト発、中公新書から!(#すごい進化ラジオ)

JAPAN PODCAST AWARDS 2021 推薦作品に選出いただきました! ダーウィンの伝記を執筆中です。「種の起源」シーズン発祥の新書になります。こちらもお楽しみに! ■ 出演 鈴木 紀之(高知大学・農林海洋科学部・准教授) Twitter Instagram ・泉 淳稀(大学院生) ■ 編集協力 泉 北斗 website ■ 著書 すごい進化 中公新書・ 『博士の愛したジミな昆虫』 岩波ジュニア新書...

Feb 10, 20228 min

【性淘汰#05】生殖隔離の強化が起こらないとき(#すごい進化ラジオ)

オスとメスのコミュニケーションに他の種類が絡んでくるとどうなるか? きちんと自分の種類と相手の種類を見分けられるようなシグナルが進化して、他種との求愛というデメリット(繁殖干渉)はなくなるはずではないか...しかし現実は、進化学者がそう予想したようにはなっていませんでした。オーストラリアに生息するカエルを例に、「生殖隔離の強化」の実例について検討していきましょう。 ■ 出演 鈴木 紀之(高知大学・農林海洋科学部・准教授) Twitter Instagram ・泉 淳稀(大学院生) ■ 編集協力 泉 北斗 website ■ 著書 すごい進化 中公新書・ 『博士の愛したジミな昆虫』 岩波ジュニア新書...

Feb 03, 202223 minSeason 6Ep. 5

【性淘汰#04】あらゆるコミュニケーションに応用できる?!ハンディキャップ理論の普遍性(#すごい進化ラジオ)

性淘汰が進むにつれてどのオスもみな似たような形質をもつように進化しますから、メスとしては甲乙つけがたくなってしまい、元のシグナルだけではもはやオスを評価しにくくなってしまいます。すると、新たな形質がシグナルとして使われるようになり、こうして繁殖に関わる形質が多様になっていきます。また、ハンディキャップ理論は性淘汰に限らず、自然界や人間どうしのあらゆるコミュニケーションにも応用できます。クジャクの目玉模様から採点競技のルール変更、ガゼルのストッティングから格闘技の威嚇合戦に至るまで、ハンディキャップ理論の普遍性について考えていきましょう。 ■ 出演 鈴木 紀之(高知大学・農林海洋科学部・准教授) Twitter Instagram ・泉 淳稀(大学院生) ■ 編集協力 泉 北斗 website ■ 著書 すごい進化 中公新書・ 『博士の愛したジミな昆虫』 岩波ジュニア新書...

Jan 27, 202223 minSeason 6Ep. 4

【性淘汰#03】なぜメスは派手なオスを選ぶのか? ハンディキャップ理論と「正直な信号」(#すごい進化ラジオ)

なぜメスは派手なオスを選ぶのか? 言い換えると、なぜ派手なオスはメスにモテるのか? この問いに答えたのが、ハンディキャップ理論という独創的なアイデアです。オスとメスがコミュニケーションをする上で、どのようなシグナルを使ってメッセージを伝えるべきなのか。無駄なシグナルこそ信頼のおける証、という意外なロジックについて説明していきます。 ■ 出演 鈴木 紀之(高知大学・農林海洋科学部・准教授) Twitter Instagram ・泉 淳稀(大学院生) ■ 編集協力 泉 北斗 website ■ 著書 すごい進化 中公新書・ 『博士の愛したジミな昆虫』 岩波ジュニア新書...

Jan 20, 202225 minSeason 6Ep. 3

【性淘汰#02】メスがオスを選ぶことを実証した「実験」のすごさ(#すごい進化ラジオ)

ダーウィンが提唱した性淘汰は、「オスどうしの争い」と「メスがオスを選ぶ」という二つのメカニズムに大別されます。そのうち後者は確かな証拠もなく、アイデアが提唱されてからずっと重要視されませんでした。「メスがオスを選ぶこと」が世に認められるようになったのは、アフリカに生息する尾の長い鳥を対象にした巧みな実験のおかげでした。その有名な実験の内容を見ていきましょう。 ■ 出演 鈴木 紀之(高知大学・農林海洋科学部・准教授) Twitter Instagram ・泉 淳稀(大学院生) ■ 編集協力 泉 北斗 website ■ 著書 すごい進化 中公新書・ 『博士の愛したジミな昆虫』 岩波ジュニア新書...

Jan 13, 202216 minSeason 6Ep. 2

【性淘汰#01】オスが争い、メスが選ぶ:その根本的なワケ(#すごい進化ラジオ)

新シリーズ突入! テーマは「性淘汰」です。生き物は進化すると無駄がなくなり洗練されてゆく...その一方で、クジャクの派手な羽やシカの大きな角は、生きていく上での無駄に思えます。この矛盾を解決したのもまたダーウィンの革新的な(それゆえになかなか信じてもらえなかった)アイデアでした。まずは「進化とは何か」から話を進めていきます。お楽しみください。 ■ 出演 鈴木 紀之(高知大学・農林海洋科学部・准教授) Twitter Instagram ・泉 淳稀(大学生) ■ 編集協力 泉 北斗 website ■ 著書 すごい進化 中公新書・ 『博士の愛したジミな昆虫』 岩波ジュニア新書...

Jan 06, 202222 minSeason 6Ep. 1

【番外編#07】お便り紹介!1年間ありがとうございましたスペシャル(#すごい進化ラジオ)

おかげさまで配信を開始してから1年が経とうとしています。今回は、皆さんからの質問や感想をもとにこれまでのエピソードを振り返ります。引き続き「すごい進化ラジオ」をよろしくお願いします! ■ 出演 鈴木 紀之(高知大学・農林海洋科学部・准教授) Twitter Instagram ・泉 淳稀(大学生) ■ 編集協力 泉 北斗 website ■ 著書 すごい進化 中公新書・ 『博士の愛したジミな昆虫』 岩波ジュニア新書...

Dec 23, 202125 min

【番外編#06】越前屋俵太さんによる「科学を分かりやすく伝える方法」(#すごい進化ラジオ)

「サイエンストランスレーター」としても活動する越前屋俵太さんから、科学の本質を伝える極意について伺いました。「勉強して分かりやすく説明する」にとどまらない、ハイレベルなアプローチとは。「京大変人講座」「高知大学希望創発センター」などの取り組みも紹介します。 ■ 出演 鈴木 紀之(高知大学・農林海洋科学部・准教授) Twitter Instagram ・泉 淳稀(大学生) ■ 編集協力 泉 北斗 website ■ 著書 すごい進化 中公新書・ 『博士の愛したジミな昆虫』 岩波ジュニア新書...

Dec 16, 202121 min

【番外編#05】越前屋俵太さんをゲストに迎えて「おもしろい」ことの追求!(#すごい進化ラジオ)

テレビの制作・出演から今では大学教員・書道家としても活躍されている越前屋俵太さんをゲストに迎え、「探偵ナイトスクープ」「世界ふしぎ発見」など大ヒット番組の裏側から、伝説のサイエンス教育番組「モーレツ!科学教育」の爆笑エピソードまで紹介していただきます! ■ 出演 鈴木 紀之(高知大学・農林海洋科学部・准教授) Twitter Instagram ・泉 淳稀(大学生) ■ 編集協力 泉 北斗 website ■ 著書 すごい進化 中公新書・ 『博士の愛したジミな昆虫』 岩波ジュニア新書...

Dec 09, 202121 min
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