日経電子版「マネーのまなび」 のPodcastです。アメリカ出身タレントのREINAさんがリスナーと一緒にお金のイロハを学んでいきます。解説は日本経済新聞の安田亜紀代です。 今回のテーマは「株主還元のトレンド」です。高配当株投資の人気が高まっていますが、中長期で安定した配当収入を得たい場合、今後も継続して配当が増える会社や、減らない会社を選ぶ必要があります。将来の方針を確認する上で重要なのが、各社が開示している株主還元の方針です。その読み解き方や注意点について学びましょう。 株主還元の方針で代表的なのは「配当性向」の目安や目標値を示すもので、配当性向は1株当たり純利益に対する1株当たり配当金の割合で計算します。一方、最近増えているのが「株主資本配当率」(DOE)を採用する企業です。株主資本を分母とするため、配当性向に比べて変動が少なくなります。さらに、減配せず、基本的に増配していく方針である「累進配当」を掲げる企業も増えました。ただ、一見、積極的に見...
Jun 25, 2025•21 min•Season 1Ep. 195
日経電子版「マネーのまなび」 のPodcastです。アメリカ出身タレントのREINAさんがリスナーと一緒にお金のイロハを学んでいきます。解説は日本経済新聞の岸田幸子です。 今回のテーマは「賃貸住宅の火災保険」です。この春に賃貸住宅に引っ越した人は、賃貸借契約と同時期に、火災保険にも加入したのではないでしょうか。仲介する不動産会社に勧められるものを選ぶ人は多いですが、必ずしも指定の火災保険に入る必要はありません。個人が火災保険を選ぶ際のポイントや注意点について学びましょう。 賃貸住宅向けの火災保険は主に、「家財補償」「個人賠償責任補償(個賠責)」「借家人賠償責任補償」で構成されています。入居者にとって重要なのは家財補償と個賠責です。家財補償は家具や衣類が損害を受けた時に、契約で決めた保険金額を上限に、同じ程度の新品を買い直す費用や修理費用を受け取れます。保険金額は損害額以上は出ないので、高額に設定しすぎると保険料が無駄になってしまいます。個賠責は第三者に...
Jun 18, 2025•18 min•Season 1Ep. 194
日経電子版「マネーのまなび」 のPodcastです。アメリカ出身タレントのREINAさんがリスナーと一緒にお金のイロハを学んでいきます。解説は日本経済新聞編集委員の小栗太です。 今回のテーマは「クラウドファンディングで心の満足感を」です。お金を儲けるだけの投資と異なり、「企業への応援投資」の性格を持つクラウドファンディングという新しい投資形態について学びましょう。 番組では、小栗が東日本大震災のころから被災企業の支援策として注目されてきたクラウドファンディングの仕組みや種類を説明。金銭的な見返りを得る「出資型」や金銭的な見返りを求めない「寄付型」などがあり、大勢の人から小口の事業資金を集めることで「企業の成長やプロジェクトの成功への過程を、一緒に体感できることが大きな魅力になっている」と紹介しました。 実は、REINAさんも利用経験者で、今年1月の米ロサンゼルスの山火事でもクラウドファンディングを通じて復興支援のための寄付をしたことを明かしてくれました。...
Jun 11, 2025•20 min•Season 1Ep. 193
日経電子版「マネーのまなび」 のPodcastです。約3カ月間、産休中だったREINAさんが今回から復帰します。双子の女の子が生まれ、幸せいっぱいのREINAさんですが、「子育てをなめていた」と日々の育児は大変なようです。 今回のテーマは「勝てる不動産投資」です。インフレ対策や家賃収入のため不動産投資に関心を持つ人は増えています。物件を安く買う方法や注意点を学びましょう。解説は日本経済新聞マネーのまなび面編集長の露口一郎です。 不動産投資で得られるリターンは2つです。まずは安定した家賃収入。もう1つは値上がり益です。都心部を中心に不動産価格は上昇しています。このどちらを狙うかで、投資する不動産も変わってきます。高利回りの家賃収入を求めるなら、不動産価格自体が安い地方や郊外の物件が選択肢となります。一方、値上がり益を狙うなら、今後も人口の集中が見込める都心部の物件が選択肢となるでしょう。 ただ、都心部の物件は「お値段がそれなりにし...
Jun 04, 2025•22 min•Season 1Ep. 192
日経電子版「マネーのまなび」 のPodcastです。産休中のREINAさんに代わり、今週もお相手はフリーアナウンサーの宮島咲良さんです。解説は日本経済新聞の宮田佳幸です。 今回のテーマは「『高金利』預金の注意点」です。6月になると夏のボーナスシーズンをにらんで、銀行が預金獲得のために様々なキャンペーンを展開します。「高金利」をうたった預金を用意して注目を集めようとすることも多くなりますが、その「高金利」には落とし穴があることも……。どんなところに注意が必要なのでしょうか。 金利の高さをアピールする銀行がよく使う手法が「抱き合わせ」商法です。円預金の金利を高くする代わりに、外貨預金とセットにしたり、高コストの投資信託の販売とセットにしたりします。条件をよく検討して計算してみると、実はそんなにお得ではない、ということが少なくありません。デリバティブ(金融派生商品)を利用して高金利を実現する「仕組み預金」も、条件が複雑でわかりにくく、リ...
May 28, 2025•20 min•Season 1Ep. 191
日経電子版「マネーのまなび」 のPodcastです。産休中のREINAさんに代わり、今週もお相手はフリーアナウンサーの宮島咲良さんです。解説は日経マネー編集長の武田安恵です。 今回のテーマは「プラチナNISAと毎月分配型投信」です。2024年にスタートした新しい少額投資非課税制度(NISA)に、早くも見直しの議論が浮上しています。発端は4月15日の報道でした。26年度スタートを目指す形で、現行のNISAとは別に、65歳以上の高齢者が利用できるNISAの創設が検討されているというのです。 そしてその「プラチナNISA」には、これまで長期の資産形成には適さないとして外されていた毎月分配型投信が、新たに対象商品として加えられるとか。なぜ、ここに来て加える動きになったのでしょうか。 毎月分配型がなぜ問題視されるかというと、仕組みが複雑でリスクが高めの運用法を取ること、複利効果が見込めないことに加え、元本を取り崩して支払うものが多いことが上げ...
May 21, 2025•19 min•Season 1Ep. 190
日経電子版「マネーのまなび」 のPodcastです。産休中のREINAさんに代わり、今週もお相手はフリーアナウンサーの宮島咲良さんです。解説は日経マネー編集委員の大口克人です。この日経ポッドキャスト「マネーのとびら」も4年目に入り、各エピソードの総再生回数が500万回を超えました。経済部門のランキングでは常に上位に入っており、1本目から全部聞いてくれる人もいるようで、うれしい限りです。 さて、今回のテーマは「高配当株投信とETF」です。高配当株は個人に非常に人気がありますが、個別株で買うだけでなく、投信やETF(上場投資信託)を通して買うこともできます。その場合のメリットや商品選びの注意点を学びましょう。高配当株投資は、値上がり益を取るのが難しい局面でも「株を買って持っているだけ」で配当収入が得られるため、初心者でも手がけやすい投資法です。配当が積み上がっていけば株価下落にも耐えやすくなります。中には年間に2400万円もの配当収入を得...
May 14, 2025•22 min•Season 1Ep. 189
日経電子版「マネーのまなび」 のPodcastです。産休中のREINAさんに代わり、今週もお相手はフリーアナウンサーの宮島咲良さんです。解説は日経マネー編集部の田中創太です。 今回のテーマは「投資にも役立つ万博」です。4月13日から始まった大阪・関西万博には、最先端のテクノロジーやサービスが多く展示されているため、将来の投資テーマ探しの機会としてもぴったりです。今回はいち早く体験した田中記者が、万博の見どころに加えて、実際に行く場合に気をつけたい点なども含めて解説します。 会場で3万歩も歩いていろいろ見てきた田中の感想としては、日本企業のパビリオンは主に「健康」「エネルギー」「モビリティ―」がテーマになっているということです。日本では少子高齢化や環境が社会問題となっている中で、企業も力を入れてソリューションを研究していることがよく分かります。番組内では、実際に目にしたiPS細胞から作成した「心筋細胞シート」や「空飛ぶクルマ」のデモ飛行な...
Apr 30, 2025•20 min•Season 1Ep. 188
日経電子版「マネーのまなび」 のPodcastです。産休中のREINAさんに代わり、今週もお相手はフリーアナウンサーの宮島咲良さんです。解説は日本経済新聞の大竹啓史です。 今回のテーマは「高校無償化」です。政府が2025年度から段階的に拡充する高校授業料の無償化が関心を集めています。費用負担が軽減されるため、これまで志望先が公立一本だった世帯で私立も候補になるケースが増えそうです。今回の政策の主な内容と注意点について学びましょう。 無償化はこれまでもあった国の就学支援金制度を拡充する形で実施します。25年度は公立・私立を問わず支給している最大年11万8800円について、年収910万円未満の収入制限を撤廃し、26年度は私立に通う世帯向けの支援でも収入制限を外したうえで金額を最大年45万7000円に引き上げます。 ただし支援するのは授業料だけで、高校で必要なお金すべてが対象になるわけではありません。入学金、施設整備費、通学費といった支出は引き...
Apr 23, 2025•21 min•Season 1Ep. 187
日経電子版「マネーのまなび」 のPodcastです。産休中のREINAさんに代わり、今週もお相手はフリーアナウンサーの宮島咲良さんです。解説は日本経済新聞編集委員の小栗太です。 今回のテーマは「個人向け国債」です。米トランプ政権が打ち出す輸入関税の引き上げ策、通称「トランプ関税」が市場に大きな不安を与え、世界的に為替や株式の相場が乱高下しています。こんなとき、個人の資産運用はどう身構えたらいいのでしょうか。 番組ではまずトランプ関税で市場が大混乱している状況を説明。大幅な円高・株安が進んだこともあり、外貨資産や株式などのリスク資産に運用先を集中させる手法に警鐘を鳴らしました。そのうえで、安全資産の代表格である個人向け国債の販売が好調な現状を紹介。昨年3月の日銀によるマイナス金利政策の解除後、世の中の金利が徐々に上がっており、国債利回りもかなり魅力的な水準になってきたとして、リスク資産と安全資産に分散させる手法を提案しました。 さらに小栗は年...
Apr 16, 2025•20 min•Season 1Ep. 186
日経電子版「マネーのまなび」 のPodcastです。産休中のREINAさんに代わり、今週もお相手はフリーアナウンサーの宮島咲良さんです。解説は日本経済新聞の安田亜紀代です。 今回のテーマは「フィッシング詐欺」です。最近、個人投資家の証券口座が乗っ取られ、株を勝手に取引される被害が多数報告されています。そこで今回は巧妙化するフィッシング詐欺の最新事情と、具体的な対策について解説します。 フィッシング詐欺はメールから本物そっくりの偽サイトへ誘導し、IDやパスワードを入力させて盗み取り、クレジットカードなどを不正利用するというのが典型的な手口。今回不正アクセスされたのは証券口座で、流動性の低い株などを勝手に売買して株価操縦を行い、高値で売り抜けて利益を得るというスキームだったようです。 「なりすまし」は様々な分野に広がっており、フィッシング対策協議会によると2024年のフィッシング詐欺の報告件数は約171万件。19年に比べて30倍と急増しています。...
Apr 09, 2025•21 min•Season 1Ep. 185
日経電子版「マネーのまなび」 のPodcastです。産休中のREINAさんに代わり、今週もお相手はフリーアナウンサーの宮島咲良さんです。解説は日本経済新聞の岸田幸子です。 今回のテーマは「住宅の防犯対策」です。新年度で、転勤などで実家から離れる人も増えるのではないでしょうか。親と一緒か近くに住んでいれば、何かあってもすぐに助けに駆けつけられるかもしれませんが、遠方だとそうはいきません。大切な家族の安全を確保するためには、日頃から防犯意識を高め、対策を講じることが重要です。 警察庁の「刑法犯に関する統計資料(2023年)」によると、住宅強盗の認知件数は2021年まで減少傾向にありましたが、23年は2年連続で増加しました。侵入強盗の発生場所は、マンションなどの共同住宅と比べて、戸建て住宅が多い傾向にあります。被害を防ぐには、強盗犯に侵入されにくい仕組みの導入がカギになります。 具体的には窓にシャッターや面格子を取り付けたり、防犯性能の高い窓ガラスに...
Apr 02, 2025•20 min•Season 1Ep. 184
日経電子版「マネーのまなび」 のPodcastです。産休中のREINAさんに代わり、今週もお相手はフリーアナウンサーの宮島咲良さんです。解説は日経マネー編集長の武田安恵です。 今回のテーマは「自己資本利益率(ROE)」です。初心者にはちょっと難しい感じがしますが、株式投資では株価収益率(PER)や株価純資産倍率(PBR)と同じくらい重要な、企業の収益性を見る投資指標です。近年非常に注目されている指標でもあります。このROEの考え方や計算方法、そして日本企業にとってなぜROEが大事なのかを学びましょう。 ROEとは株主が出資したお金や企業がこれまで稼いだ利益の蓄積(自己資本)を、いかにうまく活用して新たな利益を稼いでいるかを数値化したものです。数値が大きいほど効率よく稼げる企業ということになりますが、それを知るのに、なぜ売り上げと利益ではなく自己資本と利益を比べるのでしょうか。 また東証プライム上場企業のROEは、直近3年間は9%台で推移しています...
Mar 26, 2025•21 min•Season 1Ep. 183
日経電子版「マネーのまなび」 のPodcastです。3月10日に無事出産され現在産休中のREINAさんに代わり、今週もお相手はフリーアナウンサーの宮島咲良さんです。 今回のテーマは「銀行口座の選び方と使い方」です。4月から新生活がスタートするのを機に、新しく銀行口座を作ろうという人もいると思います。銀行側も新規口座獲得のため様々なキャンペーンを展開しています。 お金の専門家であるファイナンシャルプランナーがよくお勧めしているのが、「生活資金用」と「貯蓄用」の2つの銀行口座を持つことです。給与が生活資金用の口座に振り込まれたら、毎月の貯蓄額としてあらかじめ決めた金額をまず貯蓄用口座に移してしまいます。日々の生活費は生活資金用の口座に残った金額の範囲内でやりくりすれば、お金がたまりやすくなります。 番組では2つの口座の間で資金を移動する際に手数料無料で送金できるサービスや、銀行口座と証券口座の連携についても紹介しました。宮島さんも「投資未経験の私でも、...
Mar 19, 2025•22 min•Season 1Ep. 182
日経電子版「マネーのまなび」 のPodcastです。今回のテーマは「クレジットカードの選び方」です。皆さんの中には、4月に社会人になるのを機に初めてカードを作ろうという人もいるのではないでしょうか。2枚目、3枚目のカードを何にしようか迷っている人もいると思います。キャッシュバックなどのキャンペーンが多いこの時期にこそ知っておきたい、カードの選び方を日本経済新聞の露口一郎が解説します。産休中のREINAさんに代わり、今週もお相手はフリーアナウンサーの宮島咲良さんです(なお、 REINAさんは3/10に無事双子の女の子の赤ちゃんを出産された そうです)。 クレジットカード選びでは発行会社、国際ブランドがまず重要です。忘れてはならないのがポイントで、普段の生活でポイントがたまりやすく、使いやすいかに注目しましょう。宮島さんも「物価が上がっている今はポイントも大事。私の周りでもポイ活がはやっている」と話していました。番組ではシチュエーション別に年会費無料のお...
Mar 12, 2025•22 min•Season 1Ep. 181
日経電子版「マネーのまなび」 のPodcastです。産休中のREINAさんに代わり、今週もフリーアナウンサーの宮島咲良(みやじま・さくら)さんが一緒に学んでくれました。解説は日経マネー編集部の田中創太です。 今回のテーマは、株主優待の権利が確定する銘柄が一番多い3月だからこそ知っておきたい「優待株投資のポイント」です。優待株投資で最も避けたいのが、保有株の優待制度の廃止と改悪です。これが発表されると優待が人気だった銘柄ほど株価が急落する傾向にあり、投資家は売るか、保有し続けるかのつらい選択を迫られます。宮島さんも「欲しかった優待品がもらえなくなり、資産も減るというのは泣きっ面に蜂ですね」と共感してくれました。 こうした事態を回避するために、田中は優待株選びのコツとして「優待利回りが高すぎる銘柄に注意すること」と「企業が優待を出している目的を見極めること」という2点を挙げました。番組内では、高すぎる利回りの目安や優待目的の見極め方、廃止されにくい優待品の...
Mar 05, 2025•21 min•Season 1Ep. 180
日経電子版「マネーのまなび」 のPodcastです。アメリカ出身タレントのREINAさんが産休に入られたので、今週からはフリーアナウンサーの宮島咲良(みやじま・さくら)さんと一緒に学んでいくことになります。解説は日経マネー編集委員の大口克人です。 今回のテーマは「改めて学ぶNISAとiDeCo」です。どちらも個人の資産形成に役立つ重要なツールなので、この番組でも何度も取り上げてきましたが、「投資はきっかけがなかったのでこれまで未経験」という宮島さんに合わせ、改めて基本を復習しようという狙いです。 今回は「特撮ヒーローものやラジオ、刑事ドラマ、相撲が大好き」という宮島さんの自己紹介で始まり、「そもそも日本人に投資は必要なのか」という話に進みました。投資をするかしないかは自由だけれど、今は物価が上がる一方で賃金は上がりにくい時代なので、できれば「長...
Feb 26, 2025•23 min•Season 1Ep. 179
日経電子版「マネーのまなび」 のPodcastです。アメリカ出身タレントのREINAさんがリスナーと一緒にお金のイロハを学んでいきます。解説は日本経済新聞の安田亜紀代です。 今回のテーマは「個人向け社債」です。金利の上昇を受けて国債などの利回り商品に注目が集まるなか、個人向け社債の投資妙味も高まっています。「数分で売り切れることもある」など最近の社債販売の状況や、どういう点に注意して買えばいいのかを解説します。 個人向け社債の多くは投資単位が一口100万円で、あまり宣伝されてこなかったためこれまでは買う人が限られていました。最近は高いものだと利率が3%台の銘柄も登場し、安定した利息収入を得たい個人投資家から人気を集めています。番組では、最近はBtoC企業の発行が目立つようになったというトレンドのほか、ブロックチェーン技術を活用した「デジタル社債」という新しい仕組みについても解説しました。デジタル社債は企業にとって投資家を把握しやすいほか、一口10万円など買...
Feb 19, 2025•20 min•Season 1Ep. 178
日経電子版「マネーのまなび」 のPodcastです。アメリカ出身タレントのREINAさんがリスナーと一緒にお金のイロハを学んでいきます。解説は日本経済新聞編集委員の小栗太です。 今回のテーマは「トランプリスクとの向き合い方」です。1月にトランプ米大統領が就任し、次々と独自色の強い経済政策を打ち出しています。為替や株式の相場動向を左右するものも多く、私たちが資産運用に取り組むうえで、どんな影響が及ぶのかが気になります。予測がつかない「トランプリスク」とどう向き合えばいいのでしょうか。 番組では、市場参加者の関心が高いトランプ政権の政策を中心に、相場への影響を考えました。最大の注目点は「輸入関税の引き上げ」です。この政策の影響には二面性があり、まずアメリカ国内のインフレを招いて金利が上がり、ドルが買われやすくなります。次にインフレで景気が減速し、ドルや米国株が売られやすくなると考えられます。 日本の個人投資家は新NISA(少額投資非課税制度)を使い、米国株を中心...
Feb 12, 2025•22 min•Season 1Ep. 177
日経電子版「マネーのまなび」 のPodcastです。アメリカ出身タレントのREINAさんがリスナーと一緒にお金のイロハを学んでいきます。解説は日本経済新聞 金融・市場ユニット、市場グループの大竹啓史です。 今回のテーマは「住宅ローン、これから借りるなら」です。これまで低水準で推移してきた住宅ローンの金利がじわりと上がり始めました。日銀が超金融緩和政策を見直し、2024年7月、25年1月と政策金利を引き上げたためです。特に今は新規に借りる人の約8割が変動型を利用していますが、これは短期金利に連動し、短期金利は政策金利に大きく左右されます。従ってこれまでのように「金利は低下する」「ほとんど上がらない」ことを前提に借りるのは避けた方が良さそうです。 住宅ローンを組む時、かつては頭金を物件価格の2割程度を用意するのがセオリーとされてきました。ただ足元では「頭金ゼロ」で物件購入に必要な資金の全てを借りたり、諸費用も含めて借りたりする人が増えています。まだ低金利のため、毎...
Feb 05, 2025•20 min•Season 1Ep. 176
日経電子版「マネーのまなび」 のPodcastです。アメリカ出身タレントのREINAさんがリスナーと一緒にお金のイロハを学んでいきます。解説は日本経済新聞の岸田幸子です。 今回のテーマは「確定拠出年金の税制改正」です。政府の2025年度の税制改正大綱に、確定拠出年金(企業型DCや個人型のiDeCo)を一時金で受け取る際の制度変更が盛り込まれました。勤める企業の退職金に加えてDCもある人は、受け取りのタイミングによっては税負担が増える可能性があるため、昨年末にSNSなどでは「iDeCo改悪」と話題になりました。 大綱に盛り込まれたのは、確定拠出年金を一時金で受け取る際の「退職所得控除」の変更です。現行制度では退職金より先に受け取る場合、間隔を5年あければ、退職金と確定拠出年金とでそれぞれの勤続年数や加入期間に応じた控除を受けられます。改正案は、この間隔を10年と厳しくしました。日本では60歳定年の企業が多く、退職金より先に確定拠出年金を受け取る人は少ないため、影響...
Jan 29, 2025•21 min•Season 1Ep. 175
日経電子版「マネーのまなび」 のPodcastです。アメリカ出身タレントのREINAさんがリスナーと一緒にお金のイロハを学んでいきます。解説は日経マネー編集長の武田安恵です。 今回のテーマは「アクティビストって何?」です。東京証券取引所では2022年にプライム、スタンダード、グロースに分ける現在の市場区分がスタートしました。上場維持基準も変更され、日本企業の緊張感を高める動きにつながっています。資本コストや株価を意識した経営を意識する場面が増える中、日本企業の「変化」に期待しようと攻勢をかけているのがアクティビストです。では、アクティビストはどんな方法で日本企業を変えようとしているのでしょうか。 企業経営のあり方や方針に口出しし、行動変容を促すことを通じて企業価値や株価向上につなげようとする投資家を、アクティビストと総称します。一昔前は「ハゲタカ」とも呼ばれただけあって、強引で過激なイメージがありました。企業へのアプローチ法も、企業ガバナンスや株主還元、役員報酬の...
Jan 22, 2025•20 min•Season 1Ep. 174
日経電子版「マネーのまなび」 のPodcastです。アメリカ出身タレントのREINAさんがリスナーと一緒にお金のイロハを学んでいきます。解説は日本経済新聞の宮田佳幸です。 今回のテーマは「信用スコア」です。2024年11月28日から、日本の信用情報機関シー・アイ・シー(CIC、東京・新宿)が「クレジット・ガイダンス」というサービスを始めました。同社がクレジットカード会社や貸金業者から集めている信用情報を、個人ごとに統計処理して200〜800の指数(スコア)で示すというものです。その中身はどういうもので、私たちが注意すべき点は何でしょうか。 私たちがクレジットカードや住宅ローンなどを申し込むと、カード会社や金融機関は申込者の支払い能力を必ず「審査」します。その際に、申込者が申告した勤務先や勤続年数、年収などの属性だけでなく、信用情報機関に申込者の信用情報を照会します。信用情報とは、例えばクレジットカードの枚数や利用限度額、実際の利用額、滞納がないかといった情報です。...
Jan 15, 2025•21 min•Season 1Ep. 173
日経電子版「マネーのまなび」 のPodcastです。アメリカ出身タレントのREINAさんがリスナーと一緒にお金のイロハを学んでいきます。解説は日経マネー編集委員の大口克人です。 今回のテーマは「日本の経済的実力」です。最近は日本の未来について「少子高齢化で経済成長が望めず、年金も破綻するのでは」「賃金が上がらないのに物価高が続いて生活が苦しい」など、悲観的な見方が多く見られます。新NISA(少額投資非課税制度)でも日本株ではなく、海外の株価指数に連動するインデックス投信が人気です。では、本当に日本は貧しい国になってしまっていて未来は暗いのでしょうか。 確かに人口減少や物価高の影響は楽観視できず、生活に余裕がない人もいるでしょう。しかし、ほとんどの国民は食うや食わずで何とか日々をしのいでいるわけではなく、世界全体で見たら最も豊かで安定した国の一つです。それなのに、なぜ暗い予想がはやるのでしょうか。 番組ではそこから解き明かし、続いて「過去1年、5年で見れば日経平均株価...
Jan 08, 2025•21 min•Season 1Ep. 172
日経電子版「マネーのまなび」 のPodcastです。アメリカ出身タレントのREINAさんがリスナーと一緒にお金のイロハを学んでいきます。解説は日経マネー編集部の田中創太です。 今回のテーマは「老後に必要なお金はいくら?」です。誰にでも訪れる老後ですが、老後資金の必要額は人それぞれ。よく「老後資金1億円」と言われますが、実際には額の大きさより、自分が本当に準備しなくてはならない額が見えてこないため、それが老後に対する漠然とした不安を生んでいるのではないでしょうか。そこで今回はその不安を払拭するために、ざっくりとした老後資金の必要額を試算してみました。 老後資金を考える時には、まず支出額と収入額を考えることが重要です。ただ、ライフスタイルは人によって異なるため、支出額では個人差が大きくなってしまいがちです。そこで今回は日経マネーが生活レベル別の2つのプラン「プチぜいたく老後」と「堅実老後」を設定し、それを基にシニアの夫婦が30年間暮らすにはいくら必要なのかを算出しました。...
Dec 25, 2024•20 min•Season 1Ep. 171
日経電子版「マネーのまなび」 のPodcastです。アメリカ出身タレントのREINAさんがリスナーと一緒にお金のイロハを学んでいきます。解説は日本経済新聞の露口一郎です。 今回のテーマは「ふるさと納税」です。2024年も残り2週間足らず。年収の額が見えてきたこの時期には、ふるさと納税を検討する人も多いと思います。ふるさと納税は、自分の限度額以内なら実質2000円の負担で自治体に寄付でき、寄付額の3割以下の返礼品がもらえたり、被災地支援ができたりする制度です。今年は物価高のため、トイレットペーパーやお米など日用品を返礼品に選ぶ人が多いようです。 ふるさと納税では、寄付金から2000円を引いた分は所得税や住民税が減る形で戻ってきます。ただ、各自の年収によって限度額があり、それを超えた分は本当の寄付をしたことになってしまいます。限度額の目安はふるさと納税のポータルサイトのシミュレーションで必ず確認しましょう。確定申告などで申告手続きをすることもお忘れなく。 なお、ポータルサイ...
Dec 18, 2024•20 min•Season 1Ep. 170
日経電子版「マネーのまなび」 のPodcastです。アメリカ出身タレントのREINAさんがリスナーと一緒にお金のイロハを学んでいきます。解説は日本経済新聞の安田亜紀代です。 今回のテーマは「冬の節電対策」です。あまり知られていませんが、実は夏よりも冬の方が電気代が高くなりやすいため、冬の電気代をうまく節約できれば年間の電気代を抑えられます。物価高で家計が圧迫されている中、冬の電気代についてどんな対策ができるのかを知りましょう。 冬は外気温との温度差が大きいためエアコンのエネルギー消費が大きくなりやすく、電気代が高くなりがちです。また電気ストーブや電気カーペットなどはエアコンに比べ暖房効率が悪いので、それらを多用すると電気代が高くなります。改善にはまず、電力会社のウェブサイトで自宅の電気の使用状況を確認し、「暖房・冷蔵庫・照明」など消費割合の大きい家電の使い方を見直すのが効果的です。資源エネルギー庁のデータによると、これら3つで家庭の電力消費の6割を占めるそうです。番組では...
Dec 11, 2024•20 min•Season 1Ep. 169
日経電子版「マネーのまなび」 のPodcastです。アメリカ出身タレントのREINAさんがリスナーと一緒にお金のイロハを学んでいきます。解説は日本経済新聞編集委員の小栗太です。 今回のテーマは「まもなく新NISA1年、制度は根づいたか」です。新NISA(少額投資非課税制度)が今年1月にスタートしてから、もうすぐ1年。金融庁によるとNISAの口座数は6月末時点で約2427万口座です。日本の総人口から考えると、およそ5人に1人がNISAを使っていることになります。一方で、個人投資家の利用実態には気になる点も出てきました。今後この制度とどう付き合えばいいのでしょうか。 この1年を振り返ると、実際に資産運用に取り組んでみて初めて分かる新NISAの課題が浮き彫りになりました。金融庁は「長期・分散・積み立てが基本」と繰り返し訴えていますが、個人の運用先は外国株投信に偏りがちで、知らずに為替リスクや株価下落リスクを取っていた人もたくさんいました。その中で8月初めのような急激な円高・株安が...
Dec 04, 2024•21 min•Season 1Ep. 168
日経電子版「マネーのまなび」 のPodcastです。アメリカ出身タレントのREINAさんがリスナーと一緒にお金のイロハを学んでいきます。解説は日本経済新聞金融・市場ユニット、市場グループの大竹啓史です。 今回のテーマは「共働き世帯のNISA・iDeCo活用法」です。少額投資非課税制度(NISA)と個人型確定拠出年金(iDeCo)は、運用中の利益が非課税になるなどの恩恵を受けながら資産形成できる制度で、利用する人が増えています。また夫婦共働きは一般的に片働きに比べて収入が多くなりやすいとされます。比較的余裕のある資金を2つの制度でどう活用するといいのでしょうか。 NISAは2024年1月に「新NISA」として刷新され、非課税で投資できる枠が大幅に拡大しました。iDeCoは掛け金の下限が月5000円で、上限は加入者の勤務先などで異なり、勤務先の年金制度が企業型確定拠出年金(DC)だけなら月2万円です。確定給付型(DB)がある場合は12月から、現在の月1万2000円が2万円になりま...
Nov 27, 2024•20 min•Season 1Ep. 167
日経電子版「マネーのまなび」 のPodcastです。アメリカ出身タレントのREINAさんがリスナーと一緒にお金のイロハを学んでいきます。解説は日経マネー編集委員の中野目純一です。 今回のテーマは「年末年始に手掛けたい株式投資の戦術」です。2024年も残り1カ月余りとなりましたが、年末年始の日本株相場の展開はどうなるでしょうか。またその中でどんな投資戦術が考えられるのでしょうか。 11月から年末にかけての2カ月間は日本株相場全体が上昇することが多く、一年のうちで最大の稼ぎ時とも言われます。これが「掉尾の一振(とうびのいっしん)」と呼ばれるアノマリー(経験則)です。ただ、「今年もこれが実現する可能性は低い」と中野目編集委員は指摘します。それはここ数年の日本株相場が、11月に上昇してピークを打ち、12月に入ると売りがかさんで日経平均株価が右肩下がりになる傾向が強まっているためです。 しかし、同じ調整局面でも投資家のスタンスによって取るべき対応は変わってきますし、株式投資の経験が浅い人...
Nov 20, 2024•19 min•Season 1Ep. 166