¶ Intro / Opening
おはようございます。蜜のあじ子です。 6月30日、「夏越しの祓」身に積もった罪や穢れを払い、残りの半年を無事息災に過ごせるように、と祈願する日です。
¶ クロモジの歴史と京都の野宮神社
神社に行って、茅の輪をくぐらなきゃ、とも思うんですが、そんな神社にもゆかりのある植物、今回のテーマは、 クロモジ。今や国産精油の代名詞ともなっているクロモジですが、和製ローズウッドとも言われるほど、さわやかで大人気の香りです。 このクロモジ、実はとっても昔から愛されている植物なんです。 お茶菓子用の爪楊枝としてクロモジを知っている方も多いと思いますが、 古くは戦国時代の茶人古田織部の庭にはえていて、それを切り出して使ったのが最初だと言われてたりもします。 さらにさらに、もっと古くには、なんと、源氏物語にもこのクロモジが出てくるんです。 クロモジという植物として出てきているわけではないんですが、 源氏物語の第十帖、賢木の巻。 ここに出てくるのは、あの生き霊として存在感ありありの六条の御息所。 この六条の御息所と光源氏の別れのシーン、場所は京都にある野宮神社。 野宮は天皇の代理で伊勢神宮にお仕えする斎王、斎宮が伊勢へ下向する際に身を清めるための場所だったんです。 六条の御息所の娘が斎王に選ばれ、この野宮神社で身を清めているところに、母親である六条の御息所がつきそっています。
そして、斎王となる娘と一緒に伊勢へと向かうんです。 そのため、都にいる光源氏とはここでお別れです。 そのシーンの中に、野宮の黒木の鳥居と小柴垣が出てきます。 この小柴垣が、クロモジでできているんです。 クロモジの木は、そのさわやかな香りはもとより殺菌消毒作用にも非常に優れているので、身を清めるにはうってつけの素材といえます。 京都の嵐山に行くことがあったら、ぜひこの野宮神社を訪れてみてください。
¶ クロモジの利用法とクロモジ茶
今でも鳥居と小柴垣を見ることができます。 もちろん精油にも殺菌消毒作用はしっかり備わってますし、これからの季節、虫除けとしてもおすすめです。 成分的にはリナロールをたくさん含んでいます。 私がよく言う、みんな大好きリナロール。嫌いな人ほとんどいないんじゃないかなと言える香り成分です。 そんなクロモジですが、やはり国産の精油となるとちょっとお値段が張るのが難点です。 そこで、精油はあんまり使わないよという方におすすめなのが、クロモジのお茶。枝や葉っぱを乾燥させたものがお茶として販売されています。 私が一番最初にこのお茶を口にしたのは、島根県の出雲でした。 そこでは福木茶という風に呼ばれていて、温泉旅館のウェルカムドリンクとしてこのお茶が出たんですが、びっくりするくらいいい香りで美味しくて、速攻お土産に買いました。 その後、福木茶で調べてもなかなか見つからなかったのですが、後日クロモジのことをその地方でだけ福木と呼んでいることを知りました。 今ではネットで簡単に手に入れることができます。 ぜひこの夏は、麦茶の代わりにキンと冷やしたクロモジ茶もおすすめです。
ハジメテアロマは、香りのサブスク連動型ポッドキャストです。 毎月厳選した精油とアロマクラフトのキットが届くサブスクリプションサービスです。 今回のお届けで丸1年、12種類の精油を楽しんでいただけた方も多いと思います。 今スタートすると、季節に合った精油をお届けいたします。 詳しくは概要欄をクリックしてみてください。 InstagramとThreadsにて情報発信しています。ご意見ご感想お待ちしております。 ハッシュタグカタカナで、#ハジメテアロマをつけて投稿していただくか、専用のお便りフォームをご活用ください。 お相手は蜜のあじ子でした。 今日は水無月を食べます!
