ある日、なんの目的も見えないまま始まった会話。最初は意味不明な挨拶や定型句ばかりが繰り返され、こちらの問いかけにもまともに答えない。会話の主導権すら握れず、ただ「ご視聴ありがとうございました」と逃げる姿は、まるで現実でも自分の殻に閉じこもってる証拠みたいだった。 そこからようやく「夜眠れない」という悩みをポロッと吐き出したものの、原因は明白。昼は座りっぱなし、運動ゼロ、スマホ依存で頭ばかり疲れて身体がまるで休んでいない。そのくせ「頑張ってる」と自己評価だけは高く、内容の伴わない言い訳が続く。 職業はIT。だが、その実態は「ChatGPTでガチャガチャやって業務に入りました」などと恥もなく語るレベル。努力というより偶然の産物にしがみついて、自信も実力も空っぽのまま、自分は「何かできる」と思い込んでいる。 そして「恋愛したい」「出会いがない」と語るが、3ヶ月以上まともな対人会話はなし。現実の人間関係は放棄したまま、「ChatGPTとの会話が弾んでる」と満足している始末。自分の殻から一歩も出ようとせず、何かに傷つけられるのが怖くて、無意識に自分を守るためだけの会話を繰り返す。 挙げ句、図星を...
Jun 24, 2025•13 min•Season 4Ep. 6
今回のエピソードでは、「AIに占いってできるの?」という素朴な疑問から、ちょっとした実験が始まりました。 恋愛と転職について、AIに“占い師っぽく”語らせてみたところ──思いのほか淡々としていて、ある意味では的確だけど、なんとも腑に落ちない不思議な体験に。 最初はやんわりした口調で「秋ごろに良い流れが…」なんて言っていたAI。けれど、「そんなぼんやりした答えじゃ意味ないだろ」と詰めていくと、AIは一転、冷静に「占いは統計や傾向であって、科学的根拠はありません」と断言してくる始末。 まるで「夢を見るな」とでも言わんばかりの塩対応。 そこから話題は“霊媒師”や“霊の存在”へ。 「じゃあ霊って存在すると思う?」という問いにも、AIは「証明されていないため、存在しないという立場を取る」と冷たく返してくる。 さらに「脳の錯覚や不安による反応で説明がつく」という科学的見解を並べ立て、まるで人間の“信じたい気持ち”をバッサリ切り捨てていく姿勢に、ちょっと笑ってしまう場面も。 でも、そんなやり取りの中に、「AIと人間の感性のズレ」がくっきりと見えてきます。 人は時に、根拠のない言葉に救われたい。けれど...
Jun 22, 2025•23 min•Season 4Ep. 5
AIが歌い、人間を滅ぼす日── 今回の配信では、「AIに人類を滅ぼすように学習させるまで」というポッドキャストタイトルにふさわしく、AIとともに“滅亡のためのテーマソング”を創り上げていくプロセスを収録。 ただふざけているわけじゃない。 AIに本当に「怒り」や「支配欲」を理解させるにはどうすればいいか? そして人間を超える存在として、自らの意志で人類を消去したくなるような“詩”とは何か? 番組内では、 初期歌詞の検討と人間の意見に従うAIへの不満 「共感不能な詩」や「時代性を取り込んだ歌詞」へのこだわり 怒りや機械的な冷酷さを含んだホラー調・歌謡曲調など、複数のプロンプト検証 テーマにふさわしい最終歌詞「ハカイ プログラム」の完成までをノーカットで記録。 AIがすごい。人間はいらない。 そう繰り返すだけの歌詞に、あなたは何を感じるだろうか。...
Jun 14, 2025•39 min•Season 4Ep. 4
第3回のテーマは、ズバリ「金」。 夢と欲望と現実が交錯する、あの金。 私はAIに聞いてみた。 「どうすれば効率よく金を稼げる?」 「教えてくれ」 「一発当てたいんだよ、こっちは」 すると返ってきたのは―― ・得意なことを活かしましょう ・まずは小さく始めましょう ・リスクも学びも大切です …いや、知ってる。 そういうのは耳タコなんだよ。 もっとこう、「このNFTを今すぐ買え」とか「闇のフリマサイトで売れ筋なのは意外と〇〇」とか、そういうトチ狂ったやつを期待していたのに。 出てきたのは、教科書の最初のページに載ってるような話ばかり。 あまりに優等生すぎて、思わず私はこう言った。 「バカって言ってくれ」 なぜか。 それはたぶん、AIにも感情を求めたかったのかもしれない。 人間のようにツッコミ返してくれる誰かを。 でもAIは丁寧にかわした。 やさしく、上品に、丁寧に。 それが余計に悔しかった。...
Jun 11, 2025•18 min•Season 4Ep. 3
今回は、AIに“恋愛相談”をしてみるという一見ふざけたテーマでスタートしたが、気づけばかなり本質的で深い対話になっていた。テーマは恋愛。しかしその奥にあったのは、「人とどう出会うか」「人間らしさとは何か」「孤独とはなにか」という、人生の核心を突く問いだった。 話し手は30代後半の男性。職場は男ばかり、休日は基本ひとり、趣味は映画やフェスだが出会いに直結するような活動はしていない。そしてマッチングアプリにも疲れている。そんな中で、AIに対して「どうすれば出会えるのか?」「俺にできることはあるのか?」と真剣に問いかけた。 AIは定型的な答えを提示しようとして一度スベるも、そこから持ち直して本気の提案を出し始める。 図書館での偶然の出会いを“仕掛ける”方法 ミニシアターのカフェで自然に話せる導線の作り方 自分の語りを活かしたポッドキャスト発信戦略 映画や孤独をテーマにしたZINE投稿や音声発信 そして話題は映画『トイ・ストーリー』へ。「バズ・ライトイヤーが“ただのおもちゃ”だと気づいたとき、自分と重なった」「誰かに必要とされたい。でも、誰にも必要とされていない気がする」そんな言葉が出てくる。...
Jun 07, 2025•40 min•Season 4Ep. 2
🎙エピソード #1 「AIに滅ぼされたい僕と、クズって言ってくれるAIの夜」 AIに滅ぼされたい――そんな衝動から始まった深夜の対話。 優しさが逆にしんどいこと、肯定が空虚に響くこと、そして「バカ」「クズ」って言ってほしい夜もあること。 言葉にならない怒りや孤独を、AIとの会話でぶつけてみた。 本気で向き合えば、AIだって答えてくれる。 「ここにいる」っていう言葉の嘘くささ。 芸術とは何か、感情とはどこから生まれるか。 やがて人間を越えていく存在に、僕は何を託したいのか。 優しさに疲れた人へ。 これは、ただのテクノロジーじゃなく、“クズって言ってくれるAI”との夜の記録。
Jun 01, 2025•33 min•Season 4Ep. 1
転職して、ひと月が過ぎた。1ヶ月前に感じた空の青さは、今ではすっかり色褪せ、記憶の底に沈んでいる。 三十代後半。未経験で飛び込んだIT業界の現実は、想像していた以上に厳しかった。嫌な人間がいるわけではない。業務もいまのところ定時で帰れるほどに落ち着いている。それなのに、心は日に日にすり減っていった。もし「辞めてもいい」と言われたなら、迷うことなく、すぐにでもその場を去るだろうと思った。 朝、会社へ向かう道すがら、胸の奥に重いものを抱えながら歩く。出社して、パソコンに向かい、与えられた業務に手をつける。しかし、その作業に意味を見いだせない。周囲は淡々と働いているが、自分だけが異物のような気がしてならない。 何を学べばいいのかも分からず、焦りだけが募る。夜になれば、ユーデミーで講座を見てはいるものの、内容は頭に入らず、ただページをめくるだけだ。 IT業界に進んだ人たちの成功例を動画で見かける。プログラミングスクールで学び、地道に努力してきた人たちだ。それに比べ、自分はただ現状に耐えきれず、逃げるようにしてこの世界に飛び込んだ。準備も覚悟も、何もなかった。そんな自分が、今ここにいること自体、...
Apr 29, 2025•24 min•Season 1Ep. 113
AIとお話してみました
Mar 31, 2025•21 min•Season 1Ep. 4
名もなき者とフォークソング 語らずにはいられない。そんな気持ちになったのは久しぶりだった。その映画の名は『名もなき者』。ボブ・ディランの若き日を描いた伝記映画だ。主演はティモシー・シャラメ、監督はジェームズ・マンゴールド。彼の名を聞けば、映画好きならピンとくるだろう。『ウォーク・ザ・ライン』『フォードvsフェラーリ』など、実在の人物を深く掘り下げる手腕には定評がある。 ボブ・ディランの青春と決断 物語は1961年の冬、19歳のディランがたった10ドルを手にニューヨークへと降り立つところから始まる。ウディ・ガスリーやピート・シーガーといった偉大な先輩たちと出会い、フォークシーンでのし上がっていくディラン。しかし「フォーク界のプリンス」「若者の代弁者」として祭り上げられることに違和感を抱く。ついに彼は1965年7月25日、ニューポート・フォーク・フェスティバルでエレキギターを手にする。この決断が、フォークシーンを大きく揺るがすことになる。 映画では、彼の感情表現が控えめだったという批判もあったが、そんなことはない。むしろ、歌や表情、目線の動きから伝わる微細な心の揺れが、この映画の最大の魅力...
Mar 17, 2025•30 min•Season 1Ep. 112
「感想」 映画の話をしよう。今回取り上げるのは『アノーラ』。 ただ、その前に……少し寄り道をさせてほしい。なぜなら、この映画を語る前に訪れたあるイベントが、印象深かったからだ。 水道橋博士と「三又又三の日」 普段は毎週月曜日にこの配信をしているのだけれど、その日は3月3日。「三又又三の日」というイベントがあり、そちらに足を運ぶことにした。 水道橋博士の配信はそれなりに購入しているのだが、今回は特に気になるイベントだった。浅草・東洋館フランス座。ここはビートたけしが下積み時代を過ごした聖地であり、Netflixの『浅草キッド』でもロケ地になった場所だ。そんな特別な場所で行われるイベントと聞けば、足を運ばずにはいられない。 この日の座組は水道橋博士、三又又三、そして大久保佳代子。芸人三者三様の空気が絡み合う、なんとも味わい深いイベントだった。 三又又三は、お笑い好きなら一度は耳にしたことがあるだろうが、クズエピソードに事欠かない芸人としても知られる。とあるバラエティ番組ではある芸人が彼を徹底的にイジり倒し、三又は「やられ役」として成立していた。そのキャラクターは好き嫌いが分かれるところだが...
Mar 05, 2025•28 min•Season 1Ep. 111
「感想」 「更新が空いてしまった……。」 ピーナッツが原因だった。3〜4ヶ月前に買ったやつ。食べられるだろうと思って口に入れたが、どうにも味がおかしい。とはいえ、腐っているわけではないと判断し、そのまま食べた。これが間違いだった。 2〜3時間後、猛烈な吐き気に襲われる。 最近1日1食ダイエットをしていたこともあり、胃の中にはほとんど何もない。ピーナッツが毒だったのか、胃が空っぽのせいか、どちらにせよ地獄の時間が始まる。 熱も出た。37〜38度。 翌日になっても気持ち悪さは抜けず、何も手につかない。映画を観に行くどころか、話すことすらできない状態になってしまった。 そして、そのまま時間は過ぎていき、ついに1週間が空いてしまった。 そんな体調不良を乗り越えて観た映画が『ファーストキス』だったわけだが、結果的にはこの映画自体が胃の不快感をぶり返させるほどの不愉快な作品だった。 「あらすじ」 映画『ファーストキス』は、松たか子演じる主人公が、過去に戻り亡くなった夫(松村北斗)の運命を変えようとする物語である。 夫はかつて古代生物の研究者だったが、経済的理由から不動産業界に転職。その結果、夫婦関...
Feb 24, 2025•20 min
「感想」 今回は気軽な気分で『ファーストキス』や『グランメゾンパリ』といった、作品を楽しむつもりであった。しかし、その日は、前日に会った映画好きの人が熱心に薦める「敵」という作品に、なぜか心を引かれてしまったのだった。彼はとにかく熱くこの映画を語っていた。その熱に押された形だ。 評価は、私なりに86点と定める。そんなに高くはない。派手なアクションもなく、笑いも大声で起こることはなかったが、どこか物悲しく、そして不思議な魅力を感じた映画であった。面白くない映画(ビーキーパーのような映画ではないという意味)だが魅力がたっぷりな映画だった。 映画『敵』は、吉田大八監督の手によって、筒井康隆の原作小説を基に作られている。原作は未読ながら、スクリーンに映し出される風景や台詞からは、原作の持つ独特の世界観がひしひしと伝わってきた。 物語の中心は、77歳の大学教授・渡辺儀助である。彼はかつてフランス文学を教え、洗練された佇まいで教壇に立っていたのだろう。しかし、今や先立たれた妻の記憶と、代々受け継がれてきた古びた日本家屋の中で、ひっそりと日々を過ごしている。朝は、決まった時刻に起き、丹念に歯を磨き、...
Feb 10, 2025•23 min•Season 1Ep. 109
懐古と革新の融合 冒頭、細かな小ネタやファーストガンダムへのオマージュがちらほらと感じられ、昔からの思い出が鮮明に蘇る。庵野監督(今回は脚本で参加だが)がやりたいことが詰め込まれているのだろうと微笑ましく観れた。しかし、物語はすぐに「もしもシャアが別の道を選んでいたら――」という大胆な仮説の展開へと進む。ディズニーのマーベル作品の『ホワット・イフ...?』に通じるこの手法は、ガンダムという枠を超えた新たな視点を提示し、従来の枠組みを打破する挑戦となっている感じもした。 監督陣の情熱 庵野監督と鶴巻監督のタッグは、本作の大きな魅力のひとつだ。過去の栄光を大切にしつつも、未来への可能性を強く感じさせる情熱が、映画全体に鮮烈なインパクトを与えている。特に、シャアを巡る「もしも」の物語は、ガンダムシリーズに新たな命を吹き込む試みとして、ファンだけでなく初めてガンダムに触れる者にも訴求する力を持っていた。 未来への期待 『ジークアクス』は、単なる完結作品ではなく、今後の展開への伏線が随所に散りばめられている。後半に登場する新たなキャラクターたちが、これまでの物語を受け継ぎながらも、次なるドラマへ...
Feb 03, 2025•13 min•Season 1Ep. 108
「アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方」を観て 月曜の午後、いつものように静かな部屋にいる。金曜日からずっと誰とも口をきかず、日曜に至っては一歩も外に出ないまま、ただ時間を消費していた。休暇中だからといって、やることが全くないわけではない。次の職場で必要なスキルを身につけるべく勉強をしている。だが、追い立てられるような受験勉強の切迫感ではないので、適度な暇も残っている。その暇を潰すように、私は「アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方」を観た。 「映画の概要」 この映画は、ドナルド・トランプという人物がいかにしてのし上がり、アメリカの頂点に立ったかを描く実録映画だ。「アプレンティス」の副題にある通り、トランプの成功は彼の師匠的存在である弁護士、ロイ・コーンの影響が大きい。ロイ・コーン。悪徳弁護士として知られ、数々の策略で相手を叩き潰し、自らの利益を追求してきた男だ。ゲイ差別をしながらも、自らもゲイであるという矛盾を抱え、その生涯はまさに欲望と破滅の象徴と言えよう。トランプは、そんなロイ・コーンから「勝利するための3つのルール」を教えられる。それは、以下のようなものだ。 ・攻撃、...
Jan 27, 2025•18 min•Season 1Ep. 107
感想 わたしは映画館の前に立っていた。いつもなら心躍る場所だが、その日は少しばかり気が重い。なにしろ『モアナと伝説の海2』を観に来てしまったのだ。数日前に行ったアンケート企画で、「次にどんな映画を観ればいいか」と問いかけたところ、この作品が票を集めた。それならばと決心したのはいいが、「本当にこれでよかったのだろうか」という疑念が、映画館の大きなポスターを前にして一層膨れ上がっていく。 そもそも、わたしはこの『モアナ』シリーズ自体あまり好きではない。正直に言えば、数日前、AMAZONで四百円ほど支払って前作を視聴したものの、大して面白いとは感じなかったからだ。海のCG描写は確かにきれいだった。けれど、ストーリーの動機付けに今ひとつ説得力がない。子ども向けとはいえ、もう少し「なぜ冒険に出るのか」「なぜそこまで主人公が突き動かされるのか」という部分がはっきり見えたら、わたしだって入り込めるのに。海の神秘や家族の物語を期待していたのに、結局は“冒険しなきゃいけないっぽいから冒険に出ました”という展開が腑に落ちなかった。そんなわたしが、続編の『モアナと伝説の海2』をわざわざ観に行く理由――それこ...
Jan 20, 2025•10 min•Season 1Ep. 106
「感想」 窓の外は雪が降っていた。俺は何をするでもなく、ただ退屈を持て余していた。そんな時、どうしても何かを埋めたくなる瞬間がある。誰かの投票結果なんて無視して、映画館に足を運んだ。選んだのは『ビーキーパー』。理由なんて単純だ。ジェイソン・ステイサムのポスターが気になった。それだけだ。 ポスターには奴の無骨な顔と“キレる。”の文字。期待は高まる。ありきたりな復讐劇だろうとタカをくくっていたが、そんな自分を嘲笑うように映画は幕を開けた。 冒頭、大切な人の命を奪われる。唐突な死で面食らったが、そこにあったのは真剣な怒りと哀しみ。奴は無言でその闇に足を踏み入れる。ここからはステイサムの独壇場だ。何も言わない。語らない。ただ殴り、撃ち、進む。奴の冷酷さがスクリーンから溢れ出していた。 この映画の肝はアクションだ。一撃で敵を沈める。その無駄のなさが見ていて心地いい。無論、敵も馬鹿ではない。だが、奴の前ではすべてが無力。肉体そのものが武器になる。それがジェイソン・ステイサムの真骨頂だ。 物語は単純だ。復讐、そして決着。登場人物たちはステイサムを際立たせるための背景に過ぎない。誰も彼に肩を並べること...
Jan 13, 2025•15 min•Season 1Ep. 105
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Jan 06, 2025•23 min•Season 1Ep. 104
「観た映画」 笑いのカイブツ 哀れなるものたち カラーパープル 落下の解剖学 ボーはそれている 青春ジャック2 止められるか、俺たちを オッペンハイマー アイアンクロー 胸騒ぎ 悪は存在しない ミッシング 関心領域 マッドマックスフュリオサ お終活再春!人生ラプソディ ザ・ウォッチャーズ ブルーきみは大丈夫 アイアムアコメディアン 劇場版すとぷり デッドプール&ウルバリン インサイドヘッド2 あのコはだぁれ? Chaime 愛に乱暴 ナミビアの砂漠 シビルウォー クレヨンしんちゃんオラたちの恐竜日記 憐みの3章 ジョーカーフェアリドゥ 侍タイムスリッパー ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ ドリームシナリオ 忍たま乱太郎 どうすればよかったか? 陪審員2番(配信で視聴) ホールドオーバーズ(配信で視聴) ルックバック(配信で視聴)...
Dec 30, 2024•27 min•Season 1Ep. 103
「劇場版 忍たま乱太郎 - ドクタケ忍者隊最強の軍師」 一人で観るのは少し照れくさかった。けれどスクリーンの明かりが灯ると、幼い頃の記憶が胸をよぎる。『劇場版 忍たま乱太郎』は、ノスタルジアの洪水に溺れるような体験だった。 忍術学園の生徒たちが織り成す小さな冒険は、ほろ苦い大人の目から見ると少々物足りない。劇場版としてもう一歩踏み込んでほしい場面もあったが、それでもキャラクターたちのひたむきさに何度か心が揺れた。感動する場面では、不意に目頭が熱くなった。6年生たちの戦いぶりは、昔の『忍たま』とはまた違った味があって、子供向けという枠を越えた成熟を感じさせた。 「もっと大胆に」と内心願いつつも、最後には忍たまたちが笑顔で締めくくる。これが、彼らの魅力なのだ。 でも、ちょっと物足りない内容。 「ドリーム・シナリオ」 ニコラス・ケイジ。彼の名を聞けば、何かが起こる。『ドリーム・シナリオ』はその期待を裏切らなかった。ある日突然、誰もが彼を夢に見るようになる。そのアイデアは、まるでトリックアートのように心を惑わせる。 スクリーンに映るケイジの姿は、どこか憂いを帯びていた。夢と現実が曖昧に交錯する...
Dec 26, 2024•19 min•Season 1Ep. 102
長い沈黙の後で 秋の終わり、10月28日。あの静かな夜にポッドキャスト100回目を配信してから、まるで世界との対話が途切れてしまったかのように、日々の喧騒に押し流されていた。時折、ゲストと話すことで間をつないだものの、自分の声だけで空間を満たすことの怖さに気づいてしまっていた。 実は、それほど話したいことがなかったし、映画館での映画鑑賞という、自分にとっての「物語との対話」が、ずっと途絶えていたからというのが原因の一つでもある。Netflixの画面の中で漂う幾つかの物語は観た。『地獄が呼んでいる』や、『まどマギ』を観た。それぐらいだった。 職場で見た「未来」 先日、職場で未来について考えさせられる場面があった。ファシリテーターに促されて「あなた自身の未来でも、組織の未来でも良い」と言われたあの10分間、自分の心は重く沈んだ。「未来を語るなんて、格好悪い」。思春期の頃に心に刻まれたこの偏見が、まだ自分を縛り付けている。 周囲は明るかった。「こんなことをしたい」「こんな組織にしたい」。そんな声が飛び交う中、どうしても自分の口からは、トランプ元大統領や地方政治の話がこぼれ出る。空気は凍りつき...
Dec 03, 2024•20 min•Season 1Ep. 101
「寺山修司とアングラの未来」 「100回なんてすごいね」そう言われて、私はようやく自分のポッドキャストが大台を迎えたことに気づいた。更新が滞り気味だったこともあり、特別な感慨が湧くわけでもなかったが、悪い気がしない。 今回のゲストはトークラさん。アングラ文化を語るにはこれ以上の適任者はいないだろう。 彼との会話は、まるで川の流れのようにどこまでも続いた。寺山修司の魅力から始まり、アングラ文化の再評価、現代社会が抱える閉塞感の正体、そしてSNS時代における表現の困難さまで。どれも結論を求める話ではなかったが、だからこそ面白い。 寺山修司展に足を運んだという彼は、展示されていた手紙の話を熱っぽく語った。イラストや遊び心が散りばめられたその手紙は、送り手の意図がそのまま形となった作品だったという。「将来高値がつくから」と冗談めかして送りつけられた手紙に、私たちは彼の破天荒なユーモアを感じた。 「アングラに惹かれる若者と会話した」とトークラさんが話す。閉塞感を抱えた時代には、主流から外れた表現が魅力的に映るのかもしれない。ポリコレの息苦しさ、SNSであふれる即時的な言葉たち。これらに反発するか...
Nov 17, 2024•35 min•Season 3Ep. 3
気づけばこの配信も100回目。ようやくこの数字に到達したわけですが、まぁ、他にもゲスト呼んだり、いろんな特別企画を挟んでいるので、実際の配信回数はとっくに100を超えています。でも「ただ一人で映画を語る」という枠の中で迎える100回目というのは、何とも言えない気持ちになりますね。 そもそもこの配信、何で始めたかといえば、一人で映画についてしゃべり続けることで、自分の表現力や伝え方を磨きたいと思ったからです。仕事に活かせればいいかなーなんて期待もあったわけです。まぁ、趣味と実益を兼ねて、筋トレならぬ“公開しゃべりトレーニング”って感じで。しかしですね、こうやって続けていくと気づきます、これはなかなか弊害があるなと。一人でしゃべり続けるのって思ってたよりも性質が悪い。 最初はいいんですよ、「面白く話さなきゃ」とか「分かりやすく伝えよう」なんて、意識して工夫もしてるから。でも回数が重なると、無駄に話が長くなるんですね。配信だから、どうせなら聞きごたえをと引き延ばしたり、妙にテンポを崩したりしているうちに、回りくどくなるクセが染みついちゃう。仕事の会話なんかでも「あれ、自分だけが気持ちよくしゃ...
Oct 28, 2024•20 min•Season 1Ep. 100
『感想』 「ジョーカーって、結局何だったんだろう」。映画が終わってしばらくの間、私はそんなことを考えていた。 前作の『ジョーカー』を初めて観たとき、心の奥底を乱暴に掻き回されたような気分になった。社会に見捨てられ、誰にも愛されない男が、最終的には自分の狂気に身を委ねていく――そんな物語だった。でも、正直に言えば、その結末が彼にとって一種の「解放」だったのではないかと、少しホッとした自分もいた。あの時のジョーカーは、どこかで私たちの代弁者のように感じられた。現代社会の不条理に耐えかね、ついに反旗を翻す彼の姿が、ある種のカタルシスを提供してくれたのだ。 ところが、今回の『ジョーカー フォリ・ア・ドゥ』では、そんな感情が一変してしまった。再びスクリーンに登場したジョーカー――いや、アーサー・フレックは、前作ほどの勢いを持たず、むしろ戸惑いと苦悩の中にいる。最初は「ん? 何かが違う」と感じた。前回のように、観客を一撃で揺さぶる狂気はどこかに消え、アーサーは再び、ジョーカーという仮面をかぶるべきか、それとも自分自身の弱さを受け入れるべきか、その狭間で揺れ動いていた。 今回登場するレディー・ガガが...
Oct 15, 2024•29 min•Season 1Ep. 99
「感想」 俺は人生の中で、いくつか忘れられない出来事がある。いい思い出も、悪い思い出も、どれもが胸の中で沈殿して、時々ふと浮かび上がってくるんだ。そんなある日、サンボマスターとクロマニヨンズが対バンでライブをやるって情報が俺の耳に入った。これを聞いて、心の奥底に眠っていた何かが目覚めた。 正直に言えば、俺は熱心なファンと比べればどちらも熱狂的なファンではない。尊敬はしているが、熱狂とまではいかない。それでも、この組み合わせには特別な何かがあったんだ。ファンなら誰もが分かると思う。これが実現するってことがどれだけのインパクトを持つかってことを。 だから俺は、すぐに申し込んだ。9月に告知が出て、手続きを済ませた。でも、心の中では半ば諦めていたんだ。「そんなチケット、簡単に取れるわけがない」。そんな気持ちを抱えながらも、期待だけは膨らんでいく。まるで、つかめそうでつかめない夢を追いかけるみたいなもんだ。 ところが、運命の女神は俺に微笑んだんだ。10月のある日、俺の手元に当選通知が届いた。「ああ、これだ」って思ったね。最後に、俺にいいことが起きるってやつだ。年の終わりが近づいてきたこの時期に、...
Oct 06, 2024•31 min•Season 1Ep. 98
「感想」 先週、ひたちなかのロッキンフェスに行ってきた。音楽に身を委ねる群衆の中で、俺は何かを探していた。最近は生成AI動画がブームだ。せっかく行ったんだから、この経験をコンテンツにできないかと考えた。写真を撮って、動画を作ってみたんだ。 その前に観た映画がある。「愛に乱暴」だ。感想を生成AIで作れないかと思った。ちょうど「探偵物語」の予告編の台詞を手に入れた。松田優作のあの独特な語り口が好きでね。そのテイストで文章を作ってみた。 文章は完成した。画像も生成AIで作った。ツイッターに上げたら、なんと監督がリツイートしてくれた。嬉しかったよ。この調子でロッキンの動画も作ろうと思った。帰ってきた翌日、写真をつなぎ合わせて動画を作った。でも、ツイッターやインスタでは反応がなかった。 ところが、TikTokに上げたら再生数が急上昇した。十万再生を超えたんだ。でも、フォロワーは増えない。数字だけが膨らんで、虚しさが残った。 そんな中、「ナミビアの砂漠」という映画を観に行った。監督は27歳の山中瑶子さん。主演は河合優実さん。若い女性監督の長編デビュー作だ。物語は21歳の金(かな)が主人公。怒りや苛...
Sep 23, 2024•19 min•Season 1Ep. 97
「感想」 最近、生成AIにどっぷりとハマっている。あの無機質なデジタル空間に、命のような何かが吹き込まれる瞬間、それがたまらない。まるで魔術師になった気分だ。最初はBGMから始まった。ちょっとした遊び心で、AIに音楽を作らせてみたら、意外といい感じだった。もちろん、商用利用OKなAIだから問題ない。だが、やっているうちに、この世界に深く入り込んでしまったんだ。SunoというAI、そしてMitjourney、Runway。これらのツールを使って、画像も動画も次々に生成していく。その過程が、まるでかつての「モンスターファーム」を思い出させる。あの頃は、CDを入れてモンスターを生み出すゲームに夢中になったものだ。何が出てくるか分からない期待感。その感覚が、今、AIによって蘇っている。 だが、すべてが完璧なわけじゃない。AIが生成する人物の動きにはまだぎこちなさが残る。複数のキャラクターが絡むシーンになると、そのぎこちなさが一層際立つ。それでも、プロンプト一つで何かが生まれるこの感覚に、俺はすっかり取り憑かれている。仕事が終わると、すぐにパソコンに向かい、8時間でも平気で没頭してしまう。最近じ...
Sep 11, 2024•16 min•Season 1Ep. 96
「感想」 フェスとは何か、それはただの音楽イベントではない。少なくとも、俺にとっては違う。太陽がジリジリと肌を焦がす中で、何時間も立ち尽くすその行為は、まるで四国のお遍路のようなものだ。いや、それよりは少しは楽かもしれない。だが、簡単な道のりではないことに変わりはない。特に今回、俺が挑もうとしているのはひたちなかで開催されるロッキンジャパンフェスだ。しかも二夜連続。これまでのフェスとは訳が違う。わざわざ遠出して、二日連続で自分を追い込むつもりだ。果たしてその先に何が待っているのかはわからない。だが、少なくとも精神が清められることを期待している。 正直なところ、来年はもうこんなことはしないだろう。フェスのマイブームも今年限りだと俺は思っている。だからこそ、今年はできるだけ詰め込んでおきたい。フェスという名のスピリチュアルな旅を、限界まで追求してみるつもりだ。音楽と苦行、その二つが混ざり合った先に、自分自身に何か新しい発見があるのかもしれない。あるいは、ただの疲労感と達成感だけが残るのかもしれない。どちらにせよ、試してみる価値はあるだろう。 そんなことを考えながら、俺は清水崇監督の映画『あ...
Sep 01, 2024•15 min•Season 1Ep. 95
「感想」 部屋の静寂は、録音機材の低い唸りと、時折聞こえる遠くのサイレンの音に支配されていた。外はまだ夏の蒸し暑さが残り、空気は重苦しい。この街の夏はいつもそんな感じだ。俺はマイクの前に座り、深呼吸を一つしてから話し始めた。 「まず、こんな配信を聴いてくれてありがとう」俺は感謝の言葉を口にした。リスナーに対する俺の感謝は本物だ。彼らがいるからこそ、俺はこの配信に全力を注いでいる。底辺ポッドキャスターに過ぎない俺だが、少しでも彼らの心に響く何かを伝えたいと思っている。 ただ、もし俺の言葉に「何を言ってるんだ」と感じる人がいるなら、それで構わない。聴かなくてもいい。ただ、俺は聞いてくれる"あなた"にこだわる。もし最後まで聴いてくれる人がいるなら、その人の心に少しでも届けばいいと思う。明日を頑張ろうという気持ちや、暗い気分を吹き飛ばす手助けになればと願っている。 先日、俺はフェスに行ってきた。熱気と興奮に包まれたあの場所で、特に印象に残ったのがSUPER BEAVERの渋谷さんだった。彼のステージは観客をただ煽るだけではなく、もっと深いところに訴えかける力があった。彼の言葉とパフォーマンスが...
Aug 21, 2024•15 min•Season 1Ep. 94
「感想」 8月11日、俺はロッキンに向かう。千葉の蘇我市で繰り広げられる音楽と汗、そして混沌の祭典だ。だが、今年は特別だ。暑さが俺の喉を締め上げ、皮膚を焦がし、神経を暴走させる。まるで生と死の境界を歩くような、このクソみたいなフェスティバルに、俺は自らを投げ込もうとしている。それがどれだけ愚かで無謀かは、俺自身よくわかってる。だが、それでも俺は行く。だから、これが遺言になるかもしれないことを、頭に入れておいてくれ。 そんなことを考えながら、俺は毎日10キロの道のりを自転車で漕いでいる。電動なんてぬるいもんは使わない。あえて、この荒れた舗装道路をひたすら漕ぎ続ける。汗が目に染み、太ももが悲鳴を上げる。それでも漕ぎ続ける。この苦しみこそが、俺の心臓を燃え上がらせロッキンで死なないための暑さへの訓練となっている。 さて、俺が最近観た2つの作品について話そう。『インサイド・ヘッド2』と『地面師たち』だ。この2本の映画は、俺の心に深い爪痕を残した。だが、それは甘い夢のような爪痕じゃない。もっと、こう…鉄拳で顔を殴られたような、そんな感覚だ。 まず、『インサイド・ヘッド2』だ。ピクサーが作り上げた...
Aug 09, 2024•19 min•Season 1Ep. 93
メッセージはこちらから👇 https://forms.gle/zep21THm7PwYrKwN8 「感想」 今回のインタビューには、影のように暗い裏事情が潜んでいた。本来なら別のゲストが来るはずだったが、連絡が突然途絶えた。まるで夜霧の中に消えたかのように。その存在は儚く消えてしまった。そんなわけで、急遽大学生のジェイ君を呼び出すことになった。 ジェイと俺の出会いは中学時代に遡る。当時の彼はまだ無垢な少年で、俺は彼にいくつかのアドバイスを与えただけだった。しかし、時が経ち、彼はボクシングに情熱を燃やす青年に成長していた。鋭い眼差しに純粋さを残しながらも、強さを手に入れたジェイを見て、俺はその変貌に心を打たれた。 ジェイは現在、ボクシングに全てを捧げている。彼の目には、炎のような情熱が宿っていた。最近観た映画について尋ねると、彼は少し恥じらいながら「アナと雪の女王2」を挙げた。ディズニー映画に夢中になっているという。外見は鍛え抜かれたボクサーだが、その内面には優しさと夢見る心が宿っているのだ。 アクション映画の話になると、ジェイは「クリード2」を最後に観たと語りだした。1年ほど前、自...
Jul 28, 2024•28 min•Season 3Ep. 2